祝辞・挨拶
祝辞・挨拶
瑞山会会長
村井 清
名古屋市立大学(以下名市大)開学70周年に際し瑞山会を代表しまして心よりお祝い申しあげます。
136年前に開校した名古屋薬学校にルーツを持つ名市大は昭和25年(1950)に新制大学として医学部、薬学部の2学部で新たなスタートを切りました。開学に遅れること18年、高度経済成長を背景に地元財界の要望もあり3つ目の学部として経済学部が誕生しました。そして現在は7学部を擁する総合大学に発展してきました。これまでの先輩方のご努力と関係者のご支援に対しまして敬意を表する次第です。
昭和53年(1978)設立の瑞山会は昨年設立40周年を迎えましたが会の目的を1つ「会員相互の親睦をはかる」、2つ「母校の発展に寄与」としています。会員相互の親睦という点では昨年同窓会正会員が1万人を超え親睦をはかる中でお互いに研鑚しあい、在学生に卒業後の進路の指針が示せればなお一層団結できるものと考えます。また大学は少子高齢化社会を背景に生き残りをかけ特色を出そうとしています。国立大学法人東海国立大学機構として4月にスタートした名古屋大学と岐阜大学の試みにも表れています。名市大が百周年に向けさらに発展することに寄与したいと思います。
最後に世界を脅かしている新型コロナウィルスを乗り超え、開学70周年の時は大変だったねと思い出話にできることを祈念し挨拶とします。
(令和2年(2020)6月記)