学部・研究科・附属病院の歴史

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経済学部・経済学研究科

経済学部・経済学研究科の歴史

 第1部「経済学部・経済学研究科の歴史」の叙述は、『経済学部50年史』(2014年刊行)pp. 13-23に主に依拠しますが、開学70周年記念誌編纂委員会の経済学部担当委員(経済研究科教授 藤田菜々子)の判断により、文章を移動し、節・項の区切りを変更し、新たな見出しをつけ、全体的に加筆・削除・修正を施しました。また、関連する画像や写真を新たに付し、図表の修正・加筆などについて、助手(徳光由佳里)の協力を得ました。新規事項の加筆に際しては、経済学部・経済学研究科の教員、事務担当者、経済学部同窓会「瑞山会」会長に適宜問い合わせ、最新の情報収集に努めました(令和2年(2020)5月末)。


序文

 名古屋市立大学経済学部は、高度経済成長期の只中、東京オリンピックが開催された年でもある昭和39年(1964)に創設されました。本学にとって初めての「文系」学部であり、医学部・薬学部に続く第3の学部として、半世紀を超える長い歴史と伝統をもち、これまでに卒業生として1万人を超える多くの人材を輩出してきました。また、大学院経済学研究科は昭和43年(1968)に創設され、これまでの修了生は修士と博士を合わせて約1,000人となっています。
 設立当初の経済学部が位置したのは、現名古屋市立大学の桜山(川澄)キャンパスであり、現在の経済学部・経済学研究科が位置するのは、滝子(山の畑)キャンパスです。これらの地もまた、それぞれ名古屋高等商業学校、第八高等学校の跡地として歴史と伝統に彩られてきました。本学部・研究科の同窓会として「瑞山会」と「剣陵会」がありますが、いずれの名称もこの立地に由来しています。
 以下では、経済学部と大学院経済学研究科の沿革を、 学部、研究科各々の創設から1990年代初めまでの組織的発展、1990年代以降の現代的改革、 そして歴代学部長一覧と教員在籍一覧について、4つのトピックに分けて紹介します

年表

昭和39年(1964) 経済学部創立
昭和42年(1967) 経済学部新校舎完成
昭和43年(1968) 大学院経済学研究科設置(修士課程;経済政策専攻)
昭和45年(1970) 大学院博士課程設置
昭和47年(1972) 経済学部15小講座制完成、計算センター発足
昭和50年(1975) 大学院博士前期・後期課程制化
昭和53年(1978) 経済学部棟増築(4層化)
昭和60年(1985) 経済学部大講座制へ移行
平成元年(1989) 社会人大学院(修士課程;日本経済・経営専攻)開設
平成2年(1990) ニューサウスウェールズ大学と国際交流協定締結
平成3年(1991) 経済学部に経営学科増設(学科制)
平成8年(1996) 附属経済研究所設置人文社会学部、芸術工学部、自然科学研究教育センター創設
平成11年(1999) 計算センターが情報センターに名称変更
平成13年(2001) 情報センター図書館部門を統合し総合情報センターに
平成14年(2002) 大学院部局化実施
平成17年(2005) 大学院経済学研究科を経済政策分析専攻と日本経済・経営専攻に再編、入学定員を前期課程40名、後期課程10名に増加
平成18年(2006) 大学の独立行政法人化、公立大学法人名古屋市立大学に
平成19年(2007) 経済学部3学科体制化(公共政策学科、マネジメントシステム学科、会計ファイナンス学科)入学定員30名増
平成20年(2008) 大学院経済学研究科を経済学専攻と経営学専攻に再編
平成26年(2014) 学部創立50周年記念式典開催
平成28年(2016) 大学院医療経済マネジメントコース開設
平成30年(2018) 都市政策研究センター設置(人間文化研究科・芸術工学研究科と連携)
令和2年(2020) 大学院経営者コース開設