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芸術工学部・芸術工学研究科

芸術工学部・芸術工学研究科の歴史

はじめに

図1 名古屋市立大学芸術工学部20周年記念誌の表紙
図1 名古屋市立大学芸術工学部20周年記念誌の表紙

 ここでは、平成8年(1996)4月に開設された芸術工学部について新学部設立の経緯に重点をおき、20余年のあゆみをスケッチしてみたい。
 これまでに芸術工学部の歴史をまとめた資料として、『名古屋市立大学 芸術工学部 芸術工学研究科 創立10周年記念誌』(2006年3月)、『名古屋市立大学芸術工学部20周年記念誌』(2016年3月)がある。前者は267頁におよぶハードカバー製本の資料で、新学部設立に尽力された諸先生の回顧や設置認可申請書類などを収めており、芸術工学部の理念や組織の変遷を知ることができる。後者は、芸術工学部と同窓会である萱光会が共同編集した73頁のソフトカバー製本の資料で、卒業生や修了生、教職員の活動が記録されているほか、装丁をはじめ、ビジュアルを重視した紙面そのものに芸術工学部の特徴があらわれている(図1)。
 本章はこれら2冊の記念誌のほか、芸術工学研究科の紀要である『芸術工学への誘い』、芸術工学部の母体のひとつとなった名古屋市立女子短期大学の記念誌である『名古屋市立女子短期大学 50年誌』(1996年3月)を再編集したものである。芸術工学部の歴史を振り返る上で、これらもぜひ手に取っていただきたい。
 なお、本学は平成12年(2000)に大学院芸術工学研究科を設置し、 平成14年(2002)には全国の大学院重点化に追随する形で大学院を部局化した。したがって、その前後のことがらに触れる場合には、「芸術工学部」と「芸術工学研究科」を区分する必要がある。とはいえ、学内ではひとくちに「芸工」と称される通り、特に区別が必要ない場合は「芸術工学部」と記した。また、敬称は省略した。

図1 名古屋市立大学芸術工学部20周年記念誌の表紙
図1 名古屋市立大学芸術工学部20周年記念誌の表紙