マンデーサロン開催報告 2024新任教員着任講演会
ZOOMと対面でのハイブリット形式にて新任教員着任講演会を開催いたしました。
講師の各先生方に発表内容をご報告いただきました。
日時:2024年6月24日(月)16:30~18:00
●大石真澄先生 「持続可能性のある " 社会科学 " へ テレビCM データベース研究の最前線と社会学」
今回のマンデーサロンでは,たくさんの方にわかりづらく抽象的な理論の話にお付き合いくださいましてありがとうございました.「科学」が手続きによって保証されている営みであることを根源的に問い直すという作業が,わたくしの社会学者としてのもっとも大きな関心だと言っても過言ではありません.研究対象でもあり「フィールド」でもあるテレビCMの各種データベースを主戦場としながら,今後も持続可能な研究を行っていくための“社会科学批判”を継続していきたいと考えております.
講師の各先生方に発表内容をご報告いただきました。
日時:2024年6月24日(月)16:30~18:00
●大石真澄先生 「持続可能性のある " 社会科学 " へ テレビCM データベース研究の最前線と社会学」
今回のマンデーサロンでは,たくさんの方にわかりづらく抽象的な理論の話にお付き合いくださいましてありがとうございました.「科学」が手続きによって保証されている営みであることを根源的に問い直すという作業が,わたくしの社会学者としてのもっとも大きな関心だと言っても過言ではありません.研究対象でもあり「フィールド」でもあるテレビCMの各種データベースを主戦場としながら,今後も持続可能な研究を行っていくための“社会科学批判”を継続していきたいと考えております.
●杉浦克哉先生 「二重基底仮説再考: 中英語の自由付加詞構文に焦点をあてて」
本発表では中英語の自由付加詞構文の動詞・目的語語順(以下VO語順)と目的語・動詞語順(以下OV語順)の分布を調査し、次の2点を主張した。
第1に、中英語の自由付加詞構文のOV語順は生産的である。また、否定目的語、数量目的語が示すOV語順の割合は肯定目的語のそれよりも概ね高い。第2に、調査結果はPintzuk (2002)が主張するOV/VO語順の二重基底仮説を支持する。これは代名詞目的語、不変化詞の分布と、代名詞目的語を動詞後位置に持たない節における非数量目的語の分布に基づく。
本発表では中英語の自由付加詞構文の動詞・目的語語順(以下VO語順)と目的語・動詞語順(以下OV語順)の分布を調査し、次の2点を主張した。
第1に、中英語の自由付加詞構文のOV語順は生産的である。また、否定目的語、数量目的語が示すOV語順の割合は肯定目的語のそれよりも概ね高い。第2に、調査結果はPintzuk (2002)が主張するOV/VO語順の二重基底仮説を支持する。これは代名詞目的語、不変化詞の分布と、代名詞目的語を動詞後位置に持たない節における非数量目的語の分布に基づく。