第95回 Human & Social サイエンスカフェ
2024年3月2日(土)　15:00～17:00
日木満 先生 「英語の冠詞・名詞形のむずかしさの研究」
特別ゲスト：Louise Haynes先生

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以下に、当日の配布資料を公開します（2024年6月3日公開）

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【開催報告】

　本日、英語学（冠詞、名詞の関する疑問解決）の研究を続け、その成果を、笑みを浮かべながら意気揚々と、発表される日木先生の熱い姿に心打たれました。

　3年ほど前、「市民学びの会（英字新聞を読む会）」の存在を知り、参加しました。例会で、日木先生が指導顧問として、疑問、読み違い、気づかれた事等を、優しく、控えめな口調で、ご指導してくださいました。その中で、よく、冠詞の使い方、名詞形、特に、名詞的名詞、動詞的名詞など取り上げ、説明されましたが、私にはよく理解できませんでした。

　本日の講演で、40年余にわたる研究の概要が示されました。名詞形とは何か、名詞形の大切さ、名詞形の難しさの理由を追求し、たどり着かれた結論は、動詞的名詞（e vN）を想定することにより、「正しい名詞形の選択、より正しい英語の意味の理解、また、英語表現の幅が広がる」ということでありました。また、ゲストのLouise Heynes先生がnativeの観点から意味の違いを英語で説明され、日本語話者と英語話者の認知プロセスの違いに気づかされました。お二人の先生の講演内容を私の英文理解に活かしていきたいと思います。

　先生の長年にわたる学究生活の厳しさ、それを乗り越えた喜びの一端に触れ、充実した時間を過ごすことができました。貴重な経験の場を与えてくださり、お礼申し上げます。

「市民学びの会」（英字新聞を読む会）　会員　加納毅昭