水道の整備と疫病克服の歴史を学び、水道整備の国際協力への視座を持つ(「日本の歴史(日本近代史2)」)
担当者 | やまだあつし:人間文化研究科(国際文化学科)教授 専門分野:日本近代史、日本植民地史 |
「日本の歴史(日本近代史2)」は、「日本の歴史(日本近代史1」)」とともに、近現代日本(旧植民地を含む)の水をめぐる歴史と社会をまなぶ講義である。近代史1は農業用水編であり、近代史2は都市用水編である。
近代史2では、19世紀から20世紀にかけての日本(旧植民地を含む)の都市水道整備を、その背景としての疫病克服や産業振興との関連を踏まえて講義を行った。特に2020年度講義では、コレラの流行と水道整備との関連を念入りに講じた。
また(2020年度講義ではコロナのためできなかったが)2018年度講義ではさらに、JICA中部の協力により、アジア・アフリカの水道技術者との交流会を持ち、都市水道整備の国際協力についても学ぶことができた。