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SDGs実現のためのESD行動宣言について


人文社会学部の教育理念は、1996年の学部発足当初の「Well-being=豊かで人間らしい生き方を探求する教育」から、2013年には国連が提唱する「持続可能な開発のための教育ESD(Education for Sustainable Development)」の理念を加えて「豊かで人間らしい生き方と、持続可能な地域社会と地球社会をつくる教育」へと発展しました。
さらに2018年からはESDを「自然や他者との関わりを通して地球社会および人間存在を問うとともに、私たち一人ひとりの「持続可能な生き方/あり方」を捉え直す教育」と捉え直しました。SDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)にも関連する、持続可能な開発につながる諸状況を学ぶ科目群を新たに設け、教育の中心に位置づけております。
私たち人類は気候変動、資源枯渇、生物多様性の危機、貧困や格差、紛争や暴力、新型のウイルス感染症、さらには人間らしく生きることができない人々の存在など、非常に多くの問題に直面しています。これらの問題を一つ一つ正確に理解し解決することができなければ、人類と地球の存続は不可能です。「人類と地球の持続可能性を考える」、これが人文社会学部の共通の課題です。

SDGs実現のためのESD行動宣言



  SDGs実現のためのESD行動宣言





人間文化研究科   
2022年8月25日   
 持続可能な開発目標(SDGs=Sustainable Development Goals)を達成するには、ホリスティックなアプローチが必要であり、その要となるものがESD(Education for Sustainable Development)です。これまで名古屋市立大学大学院人間文化研究科・人文社会学部は、こうしたESDを理念として教育・研究活動を推進してきました。
 現在進行している気候変動の危機的状況や国際情勢を踏まえて、ここに、あらためて、SDGs達成に向けた人文科学・社会科学を中心とした研究を進めるとともに、それらの研究を背景としたESDを一層深化させることを宣言します。
  1. 他の諸機関や地域社会などで参考となるSDGs・ESDに関する活動(教員の研究や学生の活動を含む)を広く発信し共有します。
  2. これまで以上にSDGs・ESDに関する活動が活発になるよう研究科・学部の体制を整備します。
  3. SDGs・ESDに関するFDを継続的に実施します。
  4. 公開講座などを通じて、本学の学生以外にもESDを実施することで、SDGs達成に向けて主体的に行動する人を育成します。
  5. 高大連携をはじめ、学外の諸機関と連携し、SDGs・ESDに関する協働を促進します。