学部生らが北設楽郡東栄町でフィールドワークを実施
【報告者】
人文社会学部 国際文化学科2年 山田輝子さん・三品美咲さん、現代社会学科2年 杉山斗優子さん
国際文化学科の展開科目Dのひとつである「国内フィールドワーク」として、2021年11月12日から14日までの3日間、愛知県北設楽郡東栄町にてフィールドワークを行いました。国際文化学科2年生5人、4年生が1人、現代社会学科2年生1人、人間文化研究科(博士前期課程)の院生1人の計8人です。
東栄町の歴史や産業、行政の取り組みなどに関して9月から積み重ねてきた事前学習をもとに、各自で自由にテーマや調査方法などを決めた後、実際に東栄町へ訪問し、調査を行いました。
私たちは、東栄町の行政や住民はもちろん、移住してきた人達や地域おこし協力隊、NGOなど、様々なセクターが暮らしやすく住み続けられるまちづくりに取り組んでいることに着目し、東栄町が行っている移住定住政策や、移住者がまちづくりに参加する過程などを中心に調査しました。事前にアポイントメントを取った方のほかに、調査の移動中や立ち寄ったところで出会った方にもお話を伺うことができました。
「“安全な食”を提供する人になりたい。そのため、自分が納得できる食材、米やジビエなどを東栄町で手に入れ、カレーを作り、移動販売をしている」「まちおこしではなく、まちづくりをして、まちの“質”を向上していくのが今後の東栄町の課題」など、聞き取り調査を通じて、移住者とまちの関わり方や、移住者が町に抱える思い、人々の様々な暮らし方を学ぶことができました。
住民の方々とのコミュニケーションは、過疎地域の新たな魅力を考えるきっかけにもなりました。例えば「過疎地域には“自分らしく挑戦する場”、”まちと人、人と人の関わりを感じられる場“としての魅力がある」と気づけたのも、直接交流できたからこその成果といえます。
「“安全な食”を提供する人になりたい。そのため、自分が納得できる食材、米やジビエなどを東栄町で手に入れ、カレーを作り、移動販売をしている」「まちおこしではなく、まちづくりをして、まちの“質”を向上していくのが今後の東栄町の課題」など、聞き取り調査を通じて、移住者とまちの関わり方や、移住者が町に抱える思い、人々の様々な暮らし方を学ぶことができました。
住民の方々とのコミュニケーションは、過疎地域の新たな魅力を考えるきっかけにもなりました。例えば「過疎地域には“自分らしく挑戦する場”、”まちと人、人と人の関わりを感じられる場“としての魅力がある」と気づけたのも、直接交流できたからこその成果といえます。
最後に、調査にあたり、聞き取りを行った方や、まちプロ※の方々をはじめとして、宿泊、移動など、大変多くの方にご協力いただきました。ありがとうございました。東栄町の関係人口の一員として、この経験を活かし、地域社会のあり方や、地域に存在する歴史・文化の継承についてこれからも学んでいきたいと思います。
※まちプロ(正式名称:まちプロデュース)
“ひととひと、ひととまち、まちとまちをつなぐこと”をモットーに、まちづくりに関するイベント企画運営やコンサルティング等を行っている合同会社。名古屋市昭和区桜山地域で、街並み整備に関する事業へも参画。
“ひととひと、ひととまち、まちとまちをつなぐこと”をモットーに、まちづくりに関するイベント企画運営やコンサルティング等を行っている合同会社。名古屋市昭和区桜山地域で、街並み整備に関する事業へも参画。
移動中、偶然出会った方にも、暮らしや立ち上げ中の事業についてインタビュー
移住者の方が経営している雑貨店にて。移住のきっかけや、住民同士の関わりについて話を聞いた