地域日本語教室インターンシップ活動報告(国際文化学科)
国際文化学科では、2021年度から名古屋市国際交流課と連携した学科の科目として地域日本語教室へのインターンシップ派遣を開始し、2021年度には前期に13人、後期に10人、合計23人の学生を派遣しました。このプログラムに参加した学生の活動報告を紹介します。
【報告者】人文社会学部 国際文化学科 村田実桜さん
学部2年生だった2021年、地域日本語教室のインターンシップ活動として、ALOE日本語教室のおしゃべりカフェに参加させていただきました。ALOEとはAssociation of Ladies with Overseas Experiencesの略で、海外生活経験のある女性が集まって日本語教室の開催と海外赴任前後の支援を行っています。私が参加させていただいたのは、月曜午前に開催されている日本語教室「おしゃべりカフェ」です。おしゃべりカフェでは日本語能力別のクラスに分かれて、毎週決まったテーマに沿って会話をしています。
実習を通して地域日本語教室が果たす多種多様な役割について学ぶことができました。おしゃべりカフェの学習者さん同士で友達になっている姿や、ボランティアと学習者さんで地域の情報を交換している姿を実際に拝見して、地域日本語教室は日本に住む外国にルーツを持つ人が日本語を学ぶ場だけでなく、日本で日本語を学習する外国にルーツを持つ人のコミュニティに参加する場であり、日本人と関わる機会ともなる場でもあるということに気が付きました。また、会話のテーマは、家族のルール、健康のために気を付けていること、旅行の思い出など生活に根差したものが多く、異文化理解を行う場でもあることにも気が付きました。このような経験から、地域日本語教室は多文化共生社会を目指す上で非常に大きな働きをしていると感じました。
実習を通して地域日本語教室が果たす多種多様な役割について学ぶことができました。おしゃべりカフェの学習者さん同士で友達になっている姿や、ボランティアと学習者さんで地域の情報を交換している姿を実際に拝見して、地域日本語教室は日本に住む外国にルーツを持つ人が日本語を学ぶ場だけでなく、日本で日本語を学習する外国にルーツを持つ人のコミュニティに参加する場であり、日本人と関わる機会ともなる場でもあるということに気が付きました。また、会話のテーマは、家族のルール、健康のために気を付けていること、旅行の思い出など生活に根差したものが多く、異文化理解を行う場でもあることにも気が付きました。このような経験から、地域日本語教室は多文化共生社会を目指す上で非常に大きな働きをしていると感じました。
模擬授業を行う村田さん
使用する教材を手に
活動報告会では、地域住民と外国にルーツをもつ住民との共生に向けて、地域日本語教室は行政との連携を強化していくべきであると話し合われました。地域日本語教室が教育機関と連携して、子どもたちと外国にルーツを持つ人の交流の機会を設けるなど、地域を巻き込んだ活動を行い、共生社会を創造していくことが期待されています。
2022年2月7日(月)に行われた後期派遣・ オンライン報告会の集合写真