地域日本語教室インターンシップ活動報告 2022
国際文化学科では、2021年度から名古屋市国際交流課と連携した学科の科目として、地域日本語教室へのインターンシップ派遣を行っています。2022年度には前期に10人、後期に2人、長期1人、合計13人の学生を派遣しました。このプログラムに参加した学生の活動報告を紹介します。
【報告者】人文社会学部 国際文化学科 石川未菜さん
2022(令和4)年度の地域日本語教室の長期インターンシップ活動として、5月から1月まで東別院日本語教室の授業に参加させていただきました。東別院日本語教室では国籍、性別、年齢などが様々な学習者の方々が少人数のクラスに分かれ、それぞれ日本語の読み書き、会話、文法などを学んでいます。日本語のレベル別に4つのクラスに分かれており、私はレベル2のクラスを担当させていただきました。
授業をする石川さん
授業では店員とお客さんの会話や、役所での手続きに関する会話などを練習したり、防災出前講座を行ったりするなど、学習者の方々が日本で生活者として暮らす上で役立つ情報が取り入れられていることが印象的でした。また授業以外でも、学習者さん同士で連絡を取り合う場面や、ボランティアの方々が学習者さんひとりひとりを気に掛けて、授業の前後に様々なお話しをされている場面をよく見かけました。
これらのことを経験して、地域日本語教室はただ日本語を学ぶだけの場ではなく、外国にルーツをもつ方々が同じように外国にルーツをもつ方と交流をして情報を共有し合う場としての役割や、日本の生活で困ったことや気になったことを気軽に話せる人と出会う場としての役割なども担っているのだということを感じました。
使用する教材を手に