山本ゼミ活動報告2024-2~外国人技能実習生チームの取り組み
人文社会学部国際文化学科 山本明代ゼミでは、学生自身が興味や問題意識をもったテーマに基づきいくつかのチームに分かれ、2年生後期から3年生へとゼミ活動を進めていきますが、2024年度の3年生は3つのプロジェクトに取り組みました。
このうち今回は「外国人技能実習生チーム」の活動をご報告します。
このうち今回は「外国人技能実習生チーム」の活動をご報告します。
【外国人技能実習生チーム】メンバー:本間瑚桃さん、ボスカロール理亜さん、水間玲衣さん、宮本夏苗さん
外国人技能実習生の方へのインタビュー
私たちは、大学2年の後期から始まったゼミ活動で外国人技能実習制度見直しの動きに関心を持ち、その制度について調査し、関連施設の訪問を通じて学びを深めました。
大学3年の前期には、これまでの学びを通して、今後、活動するテーマを選びました。私たちのチームは、引き続き外国人技能実習生への理解を深め、実習生が必要とする支援方法を探求しようとこの活動を始めました。
大学3年の前期には、これまでの学びを通して、今後、活動するテーマを選びました。私たちのチームは、引き続き外国人技能実習生への理解を深め、実習生が必要とする支援方法を探求しようとこの活動を始めました。
外国人技能実習生の方から直接お話を伺いたいと考えた私たちは、過去に外国人技能実習生としての経験があり、現在、日本で生活をしている方にインタビューを行いました。
まず大学2年の後期から学んだことの振り返りや、質問リストの作成を通して、インタービューの準備を行いました。当日のインタビューでは、技能実習生としてのこれまでの経験や現在の生活状況についてお話を伺うことができました。
まず大学2年の後期から学んだことの振り返りや、質問リストの作成を通して、インタービューの準備を行いました。当日のインタビューでは、技能実習生としてのこれまでの経験や現在の生活状況についてお話を伺うことができました。
インタビューに応じてくださった
トゥエンさん(後列左から2人目)
「お買い物MAP」のチラシ作成
外国人技能実習生の経験がある方へのインタビューを通じて、日本社会において多文化共生を実現するためには、さまざまな支援方法の確立が必要だと感じました。そこで、私たち大学生ができる支援の一例として「お買い物MAP」を作成しました。
インタビューを通して、技能実習生の方々には日本で生活をする上で多くの課題があることがわかりました。なかでも最も課題であるのは、技能実習生の方々には、日本の日常生活にも深く関わる「日本文化」を知り、学ぶ機会が非常に限られていることであると、私たちは感じました。
インタビューを通して、技能実習生の方々には日本で生活をする上で多くの課題があることがわかりました。なかでも最も課題であるのは、技能実習生の方々には、日本の日常生活にも深く関わる「日本文化」を知り、学ぶ機会が非常に限られていることであると、私たちは感じました。
外国人技能実習生の中には、過去に来日経験がない人もいます。そのため、まず日本語や日本の生活マナーなど多くのことを知り、学んでいただく必要があると思いました。日常生活にも深く関わる「日本文化」を理解することは、実習生の方々が日本でより快適に暮らし働いていくことをかなり助けることになると考えました。
この課題の解決と、日本の魅力や良い側面を広く発信していきたいという私たちチームの想いを実現するために、楽しく日本文化について学ぶことができる、買い物の場所を選ぶ方法を示した「お買い物MAP」のチラシの作成と配布を行うことに決めました。チラシの配布先は、地域の日本語教室を含む、来日されて間もない方々の目にも留まるような場所に置いていただく予定です。
この課題の解決と、日本の魅力や良い側面を広く発信していきたいという私たちチームの想いを実現するために、楽しく日本文化について学ぶことができる、買い物の場所を選ぶ方法を示した「お買い物MAP」のチラシの作成と配布を行うことに決めました。チラシの配布先は、地域の日本語教室を含む、来日されて間もない方々の目にも留まるような場所に置いていただく予定です。
今回の取り組みを通じて、外国人技能実習生の方々の生活の現状や必要な支援方法を大学生の視点から考え、一つの試みを実行することができました。