現代社会学科 取得できる免許・資格
- 学校教諭一種免許状(社会)※
- 高等学校教諭一種免許状(地理歴史・公民)※
- 社会調査士
- 社会福祉士国家試験受験資格
- スクール(学校)ソーシャルワーカー
※ なお、中高の教員免許状(英語)の取得も可能ですが、取得するには4年以上かかる場合があります。
教職課程
名古屋市立大学人文社会学部では、「豊かで人間らしい生き方と持続可能な地域社会と地球社会をつくる教育(ESD:Education for Sustainable Development)」を目標として掲げ、「人間」と「地域」と「グローバル」という視点から複合的に人間的な豊かさの持続可能性を探求することを目指しています。この学部の掲げる理念を基に、教職課程では、個別専門分野の学問知識の習得はもちろんのこと、課題志向型の学際的・複合的な学習をローカルかつグローバルに行いながら、その成果を地域社会や学校現場に還していく能力を培い、人格・学問・心身ともにバランスのとれた人材を育成していきます。
名古屋市の教育委員会、幼稚園および中学校・高等学校、社会福祉施設、特別支援学校等と交流・連携を図りながら、教職を目指す学生たちが、実践的な教育指導力を身につけるとともに、子どもたち一人ひとりの人権に配慮し、個性と自由を尊重した人間教育に取り組んでいくことのできる能力を身につけることを目標とします。
社会調査士
現代社会では、研究者や行政ばかりでなく、企業やNPO等市民グループもまた、企画立案の基礎データを得るための調査を広範に行なっています。また、調査データを利用する側の人でも、調査プロセスの理解が欠かせません。自分が必要とする情報を得るためにはどのような調査を行えばよいか?調査は適切に行われているのだろうか?得られた調査結果は信用できるのだろうか?といったことを判断する「調査リテラシー」は現代社会で大切な能力です。
「社会調査士」資格は、こうした能力を証明する資格で、行政やマスコミ、一般企業で活躍しています。社会調査士を取得するためには、現代社会学科の5科目の単位が必要です(社会調査実習もその一つ)。いずれも学科の中心的な科目なので、特に負担もなく、資格取得へのチャンスは大きいです。ぜひ、現代社会学科で社会調査の素養とスキルを身につけませんか。
都市開発が迫る街でのフィールドワーク
社会福祉士
社会福祉士(ソーシャルワーカー)は、障害や疾病があるために生活をおくるうえで困難を抱えている人や経済的な問題を抱えている人、また介護の問題や人間関係の問題を抱えている人など、社会生活上のさまざまな課題を抱えている個人や家族に対して、相談援助機関や社会福祉施設、自治体の福祉部門、病院、社会福祉協議会などで、関係機関や家族などと連携しながら支援を行う相談援助の専門家です。近年は、学校や企業における相談支援部門や司法分野にもその活動領域を拡げています。
社会福祉士は国家資格であり、必要な科目を履修し単位を取得することで国家試験を受験する資格が取得できます。
多様な人や団体との交流(「AJU自立の家」特別講義の様子)
スクール(学校)ソーシャルワーカー
「スクール(学校)ソーシャルワーカー」は、小・中学校などの学校・教育現場において、児童・生徒が直面するさまざまな課題(いじめ、貧困、虐待、非行、不登校等)に対して、教師をはじめとする多職種と連携しながらその問題解決にあたる社会福祉の専門職です。
この認定資格は、必要な科目を履修し単位を修得し、社会福祉士の国家試験に合格することで「(一社)日本ソーシャルワーク教育学校連盟認定スクール(学校)ソーシャルワーク教育課程」の修了証が交付されます。
学校からドロップアウトした経験をもつ当事者を招いて