医学研究科長・医学部長からのメッセージ
医学研究科長・医学部長 髙橋 智
2023年4月、開校80周年となる名古屋市立大学医学部は大きな節目を迎えます。令和3年4月に名古屋市立東部・西部医療センターの2病院、令和5年4月にみどり市民病院(旧名古屋市立緑市民病院)、みらい光生病院(旧名古屋市厚生院附属病院)の2病院が医学部附属病院となり、全国国公立大学病院の中で最大規模を誇る約2,200床の医学部附属病院群を形成することになりました。5病院で構成される医学部附属病院群では、それぞれの病院における特徴・専門性による役割分担を明確にして連携体制を強化するため、名古屋市民に高度な先端医療を提供することができます。そのため、医学部生の臨床実習および卒後研修がより充実し、優秀な医療人育成が効率的に行われると同時に、市民の医療ニーズに対応した医療提供体制の強化による新しい医療の創出が可能となります。
名古屋市長が定めている「第三期中期目標」では「救急医療及び災害医療の拠点とし市民の命を守るための機能を強化する」ことが掲げられており、2025年には名古屋市立大学桜山キャンパスに、救急・災害医療センターの設置が予定されています。また、医学部附属病院群と、蒲郡市民病院、豊川市民病院、いなべ総合病院などの関連病院との連携により、特定臨床研究、医師主導治験の実施を推進し、臨床研究中核病院を目指した取り組みを医学研究科として積極的に支援していきます。
これまで、本学は「知の創造の拠点」を目指し、教育、研究、診療、社会貢献等を進めてきましたが、世界的な規模で蔓延している新型コロナウイルス感染症により社会情勢や人々の価値観が一気に変化し、IoT, AIなどの技術やビッグデータ等を駆使したSociety 5.0の実現に向けた気運が高まっています。そのような社会情勢の変化に対応するため、本学は新たに「名市大未来プラン2021」を策定し、48項目の高い目標の実現にむけて動き出しました。その目標の一つとして謳われている「特色ある最先端研究の推進」を実施するために、基礎医学、臨床医学講座間および研究科間の医療系連携、さらに産学連携を強化させ、先端機器、最新テクノロジーを活用して革新的な医療シーズの創出を目指してまいります。また、将来の医学研究者、特に基礎医学研究者を養成するMD-PhDコースのより一層の充実を図り、基礎医学系大学院生の増加につなげていきたいと考えています。
コロナ禍において新たな生活様式が求められていますが、名古屋市立大学医学部・医学研究科における教育、研究、診療、社会貢献に停滞が生じることのないよう、さらなる発展に向けて専心する所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
名古屋市長が定めている「第三期中期目標」では「救急医療及び災害医療の拠点とし市民の命を守るための機能を強化する」ことが掲げられており、2025年には名古屋市立大学桜山キャンパスに、救急・災害医療センターの設置が予定されています。また、医学部附属病院群と、蒲郡市民病院、豊川市民病院、いなべ総合病院などの関連病院との連携により、特定臨床研究、医師主導治験の実施を推進し、臨床研究中核病院を目指した取り組みを医学研究科として積極的に支援していきます。
これまで、本学は「知の創造の拠点」を目指し、教育、研究、診療、社会貢献等を進めてきましたが、世界的な規模で蔓延している新型コロナウイルス感染症により社会情勢や人々の価値観が一気に変化し、IoT, AIなどの技術やビッグデータ等を駆使したSociety 5.0の実現に向けた気運が高まっています。そのような社会情勢の変化に対応するため、本学は新たに「名市大未来プラン2021」を策定し、48項目の高い目標の実現にむけて動き出しました。その目標の一つとして謳われている「特色ある最先端研究の推進」を実施するために、基礎医学、臨床医学講座間および研究科間の医療系連携、さらに産学連携を強化させ、先端機器、最新テクノロジーを活用して革新的な医療シーズの創出を目指してまいります。また、将来の医学研究者、特に基礎医学研究者を養成するMD-PhDコースのより一層の充実を図り、基礎医学系大学院生の増加につなげていきたいと考えています。
コロナ禍において新たな生活様式が求められていますが、名古屋市立大学医学部・医学研究科における教育、研究、診療、社会貢献に停滞が生じることのないよう、さらなる発展に向けて専心する所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。