オープンカレッジNo.2「救急・災害医療の最前線 社会のセーフティネットを知る」
最新医学講座:オープンカレッジ 令和元年度 第2期のご案内
- [開講日程] 令和元年9月6日(金)~令和元年10月25日(金)
- [応募受付期間] 令和元年7月29日(月)~令和元年8月16日(金)
- [選考結果] 令和元年8月28日(水)
- [コーディネーター]名古屋市立大学病院 救急科 部長 松嶋 麻子
平成の時代、人口構造の変化や社会情勢の変化、度重なる災害を経験し、日本の救急医療および災害医療は大きく変化しました。令和の時代を迎え、ますます多様化する社会のセーフティネットとして、救急・災害医療はどのように整備されているのでしょうか。 市民を取り巻く救急・災害医療の最前線について 各専門家に解説していただきます。
第1回 9月6日 (金)
交通死亡事故を防ぐ取り組み
名古屋市立大学病院 救急科 松嶋 麻子
交通事故による死亡者数ワーストワンが続く愛知県。 交通事故から命を守る取り組みについて、救急医療の視点から解説します。
交通事故による死亡者数ワーストワンが続く愛知県。 交通事故から命を守る取り組みについて、救急医療の視点から解説します。
第2回 9月13日 (金)
地域医療と救急医療
名古屋市立大学病院 救急科 服部 友紀
現在の超高齢化社会においては救急搬送される患者様も高齢化し半数以上を占めています。 高齢者に対する救急医療の現状について解説します。
現在の超高齢化社会においては救急搬送される患者様も高齢化し半数以上を占めています。 高齢者に対する救急医療の現状について解説します。
第3回 9月20日 (金)
災害時の医療のしくみ
名古屋市立東部医療センター 救急科 安藤 雅樹
私たちが住むこの愛知県、名古屋市は、いつ大規模な地震が起きてもおかしくありません。またここ最近毎年のように報道されている豪雨による自然災害もこの地域で明日にでも起こるかもしれません。このような災害が起こった際に、私たちの健康はどう守っていけばいいのでしょうか。行政機関や医療機関に任せれば大丈夫なのでしょうか。この地域における災害時の医療体制について概説し、被災者となった場合の健康管理について皆で考える時間にしたいと思います。
私たちが住むこの愛知県、名古屋市は、いつ大規模な地震が起きてもおかしくありません。またここ最近毎年のように報道されている豪雨による自然災害もこの地域で明日にでも起こるかもしれません。このような災害が起こった際に、私たちの健康はどう守っていけばいいのでしょうか。行政機関や医療機関に任せれば大丈夫なのでしょうか。この地域における災害時の医療体制について概説し、被災者となった場合の健康管理について皆で考える時間にしたいと思います。
第4回 9月27日 (金)
災害医療とDMAT
名古屋市立大学病院 救急科 山岸 庸太
DMAT(Disaster Medical Assistance Team)とは「災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム」のことであり、このDMATが、発災後の可及的早期に被災地に入り災害医療体制を構築することが「防ぎ得た災害死」の回避につながります。
本講演では、激甚災害に対するDMATを中心とした日本の災害医療体制についてお話しします。
DMAT(Disaster Medical Assistance Team)とは「災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム」のことであり、このDMATが、発災後の可及的早期に被災地に入り災害医療体制を構築することが「防ぎ得た災害死」の回避につながります。
本講演では、激甚災害に対するDMATを中心とした日本の災害医療体制についてお話しします。
第5回 10月4日 (金)
外傷と後遺症
名古屋市立大学病院 整形外科 福田 誠
外傷治療の中では、防ぎ得た外傷死(PTD: Preventable Trauma Death)と防ぎ得た外傷後機能障害(PTD:Preventable Trauma Disability)という2種類のPTDを最小限にすべく治療に当たることが大切である。救命からその後の機能再建までの流れの中で、複数の専門家が有機的に関わり患者様の未来を描く治療が求められている。外傷患者様が再び社会とつながり、外傷を乗り越え、より人として強くなって生活できるような医療およびリハビリテーションその後の社会サポートをこれからより充実させることが重要である。
外傷治療の中では、防ぎ得た外傷死(PTD: Preventable Trauma Death)と防ぎ得た外傷後機能障害(PTD:Preventable Trauma Disability)という2種類のPTDを最小限にすべく治療に当たることが大切である。救命からその後の機能再建までの流れの中で、複数の専門家が有機的に関わり患者様の未来を描く治療が求められている。外傷患者様が再び社会とつながり、外傷を乗り越え、より人として強くなって生活できるような医療およびリハビリテーションその後の社会サポートをこれからより充実させることが重要である。
第6回 10月11日 (金)
小児と救急医療
名古屋市立大学病院 救急科 今井 一徳
1) 小児救急医療体制 「こどもは小さな大人ではない」と言われます。どのような配慮が必要で、どこまで対応が進んでいるのか?重篤な小児をめぐる医療体制についてご説明します。
2) 事故予防と虐待 こどもから目を離さなければ事故は防げるのでしょうか?虐待をする人は「悪い人」なのでしょうか?こどもの事故と虐待の背景に迫ります。
3) 災害における小児 災害弱者といわれる小児を救うためにどんな準備がされているのか、また医療職以外にできることはないのか?災害医療体制を含め概観します。
1) 小児救急医療体制 「こどもは小さな大人ではない」と言われます。どのような配慮が必要で、どこまで対応が進んでいるのか?重篤な小児をめぐる医療体制についてご説明します。
2) 事故予防と虐待 こどもから目を離さなければ事故は防げるのでしょうか?虐待をする人は「悪い人」なのでしょうか?こどもの事故と虐待の背景に迫ります。
3) 災害における小児 災害弱者といわれる小児を救うためにどんな準備がされているのか、また医療職以外にできることはないのか?災害医療体制を含め概観します。
第7回 10月18日 (金)
心肺蘇生と集中治療
名古屋市立大学病院 救急科 笹野 寛
死線期呼吸認識の問題点を含む心肺蘇生法の変遷を解説します。 加えて病院搬送後の治療法、終末期医療における事前指示書などの話題を提供します。
死線期呼吸認識の問題点を含む心肺蘇生法の変遷を解説します。 加えて病院搬送後の治療法、終末期医療における事前指示書などの話題を提供します。
第8回 10月25日 (金)
脳卒中診療の最前線
名古屋市立東部医療センター 神経内科 三浦 敏靖
高齢化社会で増加している脳卒中。 その分類、病態から診断、最新の治療について解説させていただきます。
高齢化社会で増加している脳卒中。 その分類、病態から診断、最新の治療について解説させていただきます。