国際保健看護学
Department of Global and Community Health
所属教員
所属教員一覧
(令和6年4月1日現在)
(令和6年4月1日現在)
研究室紹介
博士前期課程に1名、後期課程に7名が在籍しています。インドネシアからの留学生も1名博士課程で学んでいます。看護学、マスコミュニケーション学と様々なバックグラウンドを持つ学生を受け入れています。青年海外協力隊OBや日赤国際医療の経験者、米国の看護資格保持者など海外職務経験者も多くいます。また修了生は、大学教員、保健師、NPO(理事)として活躍しています。
教員は全員留学または海外勤務経験があります。全員、英語での研究指導が可能です。博士課程に留学生が在籍しているため、令和4年度は博士課程の講義は英語で実施しました。
教員は全員留学または海外勤務経験があります。全員、英語での研究指導が可能です。博士課程に留学生が在籍しているため、令和4年度は博士課程の講義は英語で実施しました。
Introduction
As of April 1, 2023
Appointment | Name | Office |
Professor | HIGUCHI, Michiyo | Aoi campus 4th floor |
Professor | KANEKO, Noriyo | Aoi campus 4th floor |
Associate Professor | CHIANG Chifa | Aoi campus 4th floor |
Assistant Professor | YOSHINO, Asako | Aoi campus 4th floor |
The Department of Global and Community Health, Nagoya City University School of Nursing consists of three faculty members and eight graduate students (as of April 1, 2024) with diverse experiences. We strive to keep multidisciplinary environment and to think together about social aspects of people’s health.
The department is responsible for teaching "Epidemiology", "Basic Statistics", "Health Promotion" and "Global Health", for undergraduate and master/doctoral course students.
For research, we employ public health approaches. Dr. Michiyo Higuchi has worked on access to health-related resource in resource-limited settings, and Dr. Noriyo Kaneko has expertise in sexual health promotion and HIV prevention study among MSM. Each faculty member holds a study meeting (reviews on members’ research progress, journal club and others) regularly.
We aim to study connections between people’s health and community, society as well as the world, then to take actions, even each of which might be small, based on what we have learned.
The department is responsible for teaching "Epidemiology", "Basic Statistics", "Health Promotion" and "Global Health", for undergraduate and master/doctoral course students.
For research, we employ public health approaches. Dr. Michiyo Higuchi has worked on access to health-related resource in resource-limited settings, and Dr. Noriyo Kaneko has expertise in sexual health promotion and HIV prevention study among MSM. Each faculty member holds a study meeting (reviews on members’ research progress, journal club and others) regularly.
We aim to study connections between people’s health and community, society as well as the world, then to take actions, even each of which might be small, based on what we have learned.
教育内容紹介
学部:保健統計学I、II、疫学、グローバルヘルス、ヘルスプロモーション、国際保健活動論、臨地実習(看護統合実習)、ケアシステム看護学、看護研究I、IIを担当しています。
大学院博士前期課程:国際保健看護学特論、疫学適用論、国際保健学演習などを担当し、看護学研究方法論を分担しています。
大学院博士前期課程:国際保健看護学特論、疫学適用論、国際保健学演習などを担当し、看護学研究方法論を分担しています。
大学院博士後期課程:国際保健看護学特講、公衆衛生学特講、ケアシステム看護学特講演習を開講しています。
2023年度 学部ゼミ生 研究発表会
研究内容紹介
公衆衛生学、すなわち、疫学、健康行動学、健康社会学、ヘルスプロモーションなど学際的なアプローチを用いて、人びとの健康と地域、社会、世界とのつながりについて考え、行動することを目指しています。
樋口は、タイの修士課程でプライマリヘルスケアを、イギリスの博士課程で公衆衛生を学びました。健康に関わるリソースへのアクセスについて研究しています。本学に着任後は、東南アジアでの研究を継続するとともに、愛知県で生活する外国人の保健医療アクセスのプロジェクトも開始しました。社会活動においては、健康の社会的側面に関わるNGO・NPOとの交流・協働を継続し、教育においては、研究と現場をつなぐことができる人材育成を目指しています。
金子は、大学卒業後すぐにアメリカに渡り南部の公衆衛生大学院で健康行動学を学びました。これまでHIV感染症予防を中心に、当事者NGO、行政、医療看護職、研究者のパートナーシップのもと研究を行ってきました。韓国ハルリム大学、イギリス(Brighton大学)、オーストラリアLatroube大学、モンゴルの研究チームと共同研究を行ってきました。
ゼミ(勉強会)について!!
樋口、江、金子のそれぞれの研究室でゼミを実施しています。英語の論文を題材に抄読会や研究計画の進捗共有を行います。院生以外の方も参加ができます。ご希望の方は、希望するゼミ教員にメールで連絡ください。
樋口➡michiyoh[at]med.nagoya-cu.ac.jp
金子➡noriyok[at]med.nagoya-cu.ac.jp
注)宛先入力の際は[at]を半角文字の" @ "に変換してください。
樋口、江、金子のそれぞれの研究室でゼミを実施しています。英語の論文を題材に抄読会や研究計画の進捗共有を行います。院生以外の方も参加ができます。ご希望の方は、希望するゼミ教員にメールで連絡ください。
樋口➡michiyoh[at]med.nagoya-cu.ac.jp
金子➡noriyok[at]med.nagoya-cu.ac.jp
注)宛先入力の際は[at]を半角文字の" @ "に変換してください。
研究事例
● 博士前期課程
研究成果を国際誌、国内ジャーナルに投稿できるよう支援しています。
- Factors Associated with Access to Healthcare among Participants in Japanese Classes in Local Communities in Aichi, Japan. (2024年3月修了生)
- The relationship between Use of Social Media and Knowledge of COVID-19 among Vietnamese/Nepalese Students in Japanese Language Schools. (2023年3月修了生)
- Associations between Infant and young child feeding (IYCF) practice and attitudes toward initiative partner violence (IPV) in Timor-Leste(2022年3月修了生,助産学領域よりのゼミ参加)
- ラオス人民民主共和国ビエンチャン特別市における妊婦の産科合併症についての知識の関連要因(2022年3月修了生)
- 看護学部学生の日本で暮らす外国人への医療情報伝達能力および知識の現状と向上方法の検討(2021年3月修了生 投稿論文はこちら)
- 就労女性における雇用形態別の労働因子と医療受診抑制の間の関連(2021年3月修了生 投稿論文はこちら)
- Associations between Access to Healthcare and Social Support among Filipino Women Living in Aichi Prefecture(2019年3月修了生 投稿論文はこちら)
- ラオス人民民主共和国ビエンチャン特別市の郡病院における妊婦健診の質とその結果の活用(2019年3月修了生)
- HIVに対する抗レトロウィルス療法のランダム化比較試験の報告の質評価(投稿:Reporting quality of randomized controlled trials in patients with HIV on antiretroviral therapy: a systematic review,Kaori Nagai; Akiko M. Saito; Toshiki I. Saito; Noriyo Kaneko TRIALS 18 1 625 2017年12月)
- 養護教諭における中学生・高校生からのネット上のいじめの相談を受けた経験とその関連要因(投稿1:養護教諭における中学生・高校生からのネット上のいじめの相談を受けた経験とその関連要因 寺尾 亮平; 金子 典代; 樋口 倫代 学校保健研究 59 4 288 - 294、投稿2:Survey of school nurses' experiences of providing counselling on sexual orientation to high school students in Japan. Ryohei Terao, Noriyo Kaneko International journal of adolescent medicine and health 2020年6月5日)
- 就労男性における飲酒と喫煙習慣がおよぼす脳血管疾患の発症リスクへの影響(産業衛生学雑誌に掲載)
- 20-30歳代の出産経験の無い女性における子宮頸がん検診受診に影響する要因ー日本とオーストラリアの比較ー
● 博士後期課程
- Yoshino A: Factors Associated with Access to Healthcare among Students at Japanese Language Schools: Studies in Aichi Prefecture.(2023年3月修了生)
- 金子典代:日本のゲイ・バイセクシュアル男性を対象としたHIV感染予防介入の評価に関する研究 -介入評価指標としての行動変化ステージの活用と、‘hidden population’に対する調査法の開発-(公衆衛生学会誌に掲載)
- 福山由美:慢性疾患患者へのヘルスケアシステムに関する研究 -PACIC日本語版開発とHIV医療における看護マネジメントの初期的評価-(日本エイズ学会誌に掲載)
- 塩野徳史:保健所におけるHIV抗体検査受検者の特性と感染判明後の受診行動に関する研究(厚生の指標に掲載)
● 現在進行中のプロジェクト
愛知県で生活する外国人の保健医療アクセス向上に向けた研究、活動を行っています。
「GID/GD/トランスジェンダー当事者の医療アクセスの現状」に関する共同研究を実施しました。
関連リンク
- 金子の研究室の情報はこちら