大学院修士論文・博士論文コース

論文コースの研究テーマ

　研究は、精神疾患をお持ちの方およびそのご家族へのケアについての研究、精神科領域のエビデンスのある技術についての研究（家族心理教育・認知行動療法など）、看護師の感情やメンタルヘルス支援についての研究などのテーマで行っています。初めて研究される方は、テーマをきめるのが大変かもしれませんね。下記は今までの院生の研究テーマですので、ご参考にしてください。

修士課程の研究テーマ

・うつ病患者の対人過敏性と社会的スキルとの関連
・統合失調症患者のスキーマとセルフスティグマについて
・新人看護師のSOCと職場内支援とリアリティショックとの関連について
・外来通院している精神障害者の生涯に関する自己開示についての研究
・看護管理職の役割ストレス・労働負荷とバーンアウトとの関連
・精神科看護師の首尾一貫感覚（SOC）とストレス対処課程との関連について
・若年アルコール依存症の小児期生活環境について
…他

博士課程の研究テーマ

・統合失調症を患う方の家族の外傷後成長に関する研究
・統合失調症患者に対する看護学生の顕在的態度と潜在的態度
・精神科デイケア利用者のデイケア利用意志の違いによるストレングス・リカバリー志向の支援評価の特徴
・ゲイ・バイセクシャル男性のメンタルヘルス維持に向けたプログラムの構築
…他

在学生・修了生(CNSコース含む)　(令和5年度)

		人数
在学生(9名)	M1	2名
	M2	2名
	D	5名
修士課程修了生		27名
博士課程修了生(博士号取得)		2名(2名)

大学院生論文発表（査読付き論文学会誌掲載のみ）

今泉源，香月富士日：精神科病院において看護者が認識する倫理的風土に影響を及ぼす要因，日本精神保健看護学会誌，32 (1) , 38-47, 2023.
澤田華世，香月富士日：ゲイ・バイセクシュアル男性の人生の満足度に影響を与える心理的要因の探索．日本精神保健看護学会誌，32 (1) , 10-18, 2023.
松田陽子，香月富士日：統合失調症をもつ人の家族の心的外傷後成長と関連する要因．日本精神障害者リハビリテーション学会誌，26（1），57-64，2022．
田中敦子，長江美代子，香月富士日：精神科デイケア利用者のリカバリー・ストレングス志向の支援評価とデイケアの利用意志との関連．日本精神障害者リハビリテーション学会誌，25（1），87-95，2021．
中山元佳・香月富士日：看護管理職の役割ストレス・労働負荷とバーンアウトの関連，日本看護研究学会雑誌, 43(2), 189-198, 2020.
今泉源，香月富士日：精神科看護職者の倫理的行動と虐待的行為に関する現状と課題，日本社会精神医学会雑誌，29(4), 271-281, 2020
坂本結美子，香月富士日：看護系女子学生からみた母親の養育態度における青年期後期でのコーピング、精神的健康との関連，日本看護研究学会雑誌，42（5），861-70，2019．
加藤崇洋，香月富士日：新人看護師のSOC（首尾一貫感覚）と職場内支援とリアリティショックの関連について，日本精神保健看護学会誌，28（2），39-47，2019．
児屋野仁美，香月富士日：精神科看護師の感情労働と精神障害者に対する否定的態度がバーンアウトに及ぼす影響，日本精神保健看護学会誌，27(2), 1-9, 2018.
高岡光江，香月富士日：新人看護師の被害的認知とバーンアウトとの関連，日本看護研究学会誌，40(5), 737-745, 2017.
亀山麻衣子，香月富士日：自傷患者に対する精神科看護師の感情反応と情緒的態度との関連．日本精神保健看護学会誌，25（1），29-37，2016.