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研究科長/学部長ごあいさつ


大学院看護学研究科 研究科長/看護学部 学部長からのメッセージ
名古屋市立大学大学院看護学研究科 研究科長/看護学部 学部長 明石 惠子

 近年、少子高齢化、疾病構造の変化、医療の高度化や専門分化、チーム医療の推進、さらには国民の健康に関する意識や関心の高まりによって、より高度な知識や判断力をもった看護師が求められています。そして、人々の健康の回復や苦痛の緩和はもちろんのこと、健康の保持・増進・疾病予防、人生の最期までその人らしい生活が送れるような支援が期待されています。このような状況をふまえて看護学部・看護学研究科では、豊かな人間性と高い倫理観を併せ持ち、保健・医療・看護分野で活躍し、地域や社会に貢献できる人材を育成することを目指しています。
 看護学部は1999年に創設されました。当初より1学年の定員は80名でしたが、2023年4月に名古屋市立中央看護専門学校と統合し、定員が120名になりました。教員も増員し、より充実した教育を提供できるよう体制を整備しているところです。学士課程では、総合大学の強みを生かして、教養教育で人間の理解や人に寄り添う看護に役立つ知識や感性などを身につけることができます。医学部・薬学部の学生とともに取り組む地域参加型学習では、医療者としての資質を高め、課題解決能力を修得します。専門教育では、看護の基本的な理論や技術、人間の成長発達、健康障害とその治療・看護、生活や療養の場に応じた看護、保健医療システムなどを学びます。演習や実習では、大学病院等の看護職から直接指導を受け、臨床現場に即した知識・技術・態度を修得します。また、選抜された学生は、公衆衛生看護活動に必要な理論と実践を学び、保健師国家試験受験資格を取得することもできます。さらに国際交流活動として、韓国のハルリム大学などとの交流授業や短期海外研修などに参加することもできます。
 大学院看護学研究科は、2003年に博士前期課程、2005年に博士後期課程が設置されました。2008年には国公立大学初の大学院での助産師教育を開始しました。また、2007年にクリティカルケア看護専門看護師教育コース、2012年に精神看護専門看護師教育コースを設置しました。他研究科や他大学大学院との単位互換制度もあり、高度な専門性と学術的視点を備えた研究者・職業人を育成しています。長期履修制度や昼夜開講授業を取り入れ、在職のまま学修を継続できる環境も整えています。修了生は、大学教育や看護実践の場で活躍しています。
 桜山キャンパスには、医学部・医学研究科と名古屋市立大学病院が併設されています。恵まれた環境が一層、学生の皆さまのモチベーションを高めてくれることでしょう。卒業・修了時には、幅広い学識と研究心を兼ね備え、人を尊重し高い倫理観をもち、人々の健康に貢献できる看護職者、看護研究者として成長されることを期待します。