2020年度 看護研究いろはの「は」開催報告
2020年度 看護研究いろはの「は」開催報告
[掲載日:2020年12月09日]
今年度は、Covid-19への対策として、参加者の体調確認、マスク着用、アルコール消毒などの感染対策を実施して開催しました。
今年度は、Covid-19への対策として、参加者の体調確認、マスク着用、アルコール消毒などの感染対策を実施して開催しました。
開催概要
題名 | 看護研究いろはの「は」 |
講師 | 小田嶋裕輝先生(名古屋市立大学大学院看護学研究科准教授) |
日時 | 2020年11月13日(金) 9時~13時 |
会場 | 名古屋市立大学看護学部棟 |
参加者数 | 5名 |
参加費 | 4,000円 |
主催 | 名古屋市立大学看護地域連携センター |
実施報告
なごや看護生涯学習セミナー「看護研究いろはの『は』」は、昨年度に引き続き、質的研究に関するセミナーを開催しました。
本学の小田嶋裕輝准教授による講義と演習が行われました。講義は、大きく4項目(1質的研究とは何か―質的研究の特徴、質的研究の手続き、質的研究と量的研究の相違点についての解説。2質的研究のプロセスをイメージする-質的研究を用いた論文を例に取り上げ、研究動機を研究序論としてどう発展させるかを、先行研究分析の方法と合わせて説明された。3クリティークの概念の説明を行い、実際にクリティークチェックリストを用いて2で取り上げた論文について詳細な批判的検討が行われた。4質的研究を実践するために必要なデータ収集方法の種類やデータ分析の方法について説明され、講師の研究事例を用いて、カテゴリー化の実際を体験し、"感覚"をつかみ、コード化のコツを演習にて実践された。講義中には、適宜質問を受けつつ受講生の理解度に応じた内容となり、臨床実践研究への応用可能性も期待できる講義となった。
本学の小田嶋裕輝准教授による講義と演習が行われました。講義は、大きく4項目(1質的研究とは何か―質的研究の特徴、質的研究の手続き、質的研究と量的研究の相違点についての解説。2質的研究のプロセスをイメージする-質的研究を用いた論文を例に取り上げ、研究動機を研究序論としてどう発展させるかを、先行研究分析の方法と合わせて説明された。3クリティークの概念の説明を行い、実際にクリティークチェックリストを用いて2で取り上げた論文について詳細な批判的検討が行われた。4質的研究を実践するために必要なデータ収集方法の種類やデータ分析の方法について説明され、講師の研究事例を用いて、カテゴリー化の実際を体験し、"感覚"をつかみ、コード化のコツを演習にて実践された。講義中には、適宜質問を受けつつ受講生の理解度に応じた内容となり、臨床実践研究への応用可能性も期待できる講義となった。
受講者の感想(講演会終了後アンケートより)
- 説明で利用されていた言葉や説明に使われた例えなどが非常にわかりやすかった。
- 象徴的で難しい内容でしたが、実際やってみたことでわかりやすく学べました。
- 今後、研究サポートを受ける予定ですが、臨床で働く看護師は文献レビューなど基本的なことも学べていないことが多いため、いろはの「い」~「は」のセミナーを受けてからサポートを受けると良いと実感しました。