グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム >  看護地域連携センター トピックス >  2021年度 看護研究いろはの「は」開催報告

2021年度 看護研究いろはの「は」開催報告


2021年度 看護研究いろはの「は」開催報告

[掲載日:2021年12月1日]
今年度は、Covid-19への対策として、参加者の体調確認、マスク着用、アルコール消毒などの感染対策を実施して開催しました。

開催概要

題名 看護研究いろはの「は」
講師 小田嶋裕輝先生(名古屋市立大学大学院看護学研究科准教授)
日時 2021年11月12日(金) 9時~13時
会場 名古屋市立大学看護学部棟
参加者数 3名
参加費 4,000円
主催 名古屋市立大学看護地域連携センター

実施報告

 看護研究セミナー「看護研究いろはの『は』」を本学の小田嶋裕輝准教授に実施していただきました。昨年度に引き続き、質的研究に関するセミナーで、大きく4項目(①質的研究とは何か、②質的研究のプロセスをイメージする、③クリティークの視点で論文を分析してみる、④質的研究の具体を知って“感覚”をつかむ)で構成されました。
 具体的には、①では、質的研究とは何か、質的研究の特徴、質的研究の手続き、質的研究と量的研究の相違点について講義されました。②では、質的研究を用いた論文を例に取り上げ、研究動機を研究序論としてどう発展させるかを、先行研究の分析方法と合わせて説明されました。③では、クリティークの概念の説明のもと、実際にクリティークチェックリストを用いて②で取り上げた論文について詳細な批判的検討が行われました。その上で、適切なクリティークは洗練された研究計画書の作成にもつながると説明されました。④では、質的研究を実践するために必要なデータ収集方法の種類やデータ分析の方法について説明されました。また、講師自身の先行研究を取り上げながら、カテゴリー化の実際を受講者にも体験していただき、コード化する際のコツの説明がなされました。
 講義中に研究計画書の立案や分析方法などの質問を受けつつ受講生の理解度に応じた内容となり、臨床における研究につながる講義となりました。

受講者の感想(講演会終了後アンケートより)

・量的研究との違いが具体的に理解できたので良かった。
・今まで研究は量的研究ではなくてはいけないと思っていたので、質的研究もおもしろいと思えました。
・論文の書き方まで教えていただいて、しかもわかりやすかった。

いろはの「は」の写真