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2023年度 なごや看護生涯学習公開講演会を開催致しました。


2023年度 なごや看護生涯学習公開講演会を開催致しました。

[掲載日:2024年03月12日]

開催概要

題名 『しびれている身体で生きる』から学ぶ
現象学的研究成果と看護ケアイノベーション    
講師 淑徳大学看護栄養学部 准教授 坂井志織先生
日時 2024年2月17日(土) 13時30分~15時00分
会場 Zoomによる遠隔ライブセミナー
参加者数 30名
参加費 なごや看護学会会員500円 非会員1,000円
主催 名古屋市立大学看護地域連携センター

実施報告

 今年度は、臨床看護師として“しびれ”を苦に自死された患者とのかかわりを契機に、しびれについての看護研究に取り組むため研究の道に進み、現象学的研究の知見を看護実践つなげる取り組みをされている淑徳大学看護栄養学部准教授の坂井志織氏をお招きし、「『しびれている身体で生きる』から学ぶ現象学的研究成果と看護ケアイノベーション」というテーマでご講演いただいた。
当初は5年ぶりに対面での講演会を行うべく準備を進めてきたが、年明けからの新型コロナウイルス感染第10波の蔓延とインフルエンザの同時流行を受けて、開催日の2週間前に対面での講演会は断念し、ZoomによるWeb開催のみで実施することになった。開催方法の変更という形になったが、講師をお願いした坂井先生がZoomでの講演に慣れておられたこともあり、“しびれ”や高次脳機能障害、慢性疾患など一見すると病いがわかりづらい・伝わりづらい患者の経験を、記述的に示す現象学的アプローチにより理解し、看護ケアにつなげていく取り組みについて大変分かりやすくご講演いただき、参加者からも高い評価を得た。

受講者の感想(講演会終了後アンケートより)

  • 先生のご研究や関連論文からの現象学アプローチの説明がとてもわかりやすかった。
  • 現象学的アプローチは難しいものと考えていたが、今日の講演でもう少し身近なものと考えることができた。
  • 臨床からの疑問を研究につなぎ、その研究の成果を臨床に活かすという、さらなる展開へ繋いでいく研究の在り方や研究者の態度までも分かりました。
  • 客観的に測定できない現象への対応について、看護実践で活かしたい。
  • 相手を理解することを諦めず関わる。何らかの変化に気づいてゆきたい。
  • 患者やその方に関わる看護師の訴えの内にあるその真意を知るために学びたい。

講演会での共有スライド