2020年に開学70周年を迎えた名古屋市立大学は、新型コロナウイルス感染症の影響が続き、人々が健康への不安を抱える中、社会貢献活動の一環として、本シリーズ「名市大ブックス」を刊行しました。
第3巻の本書は、「進化するがん治療」をテーマに、さまざまながん種の最新の治療法を紹介します。外科手術は腹腔鏡手術やロボット支援手術の導入でより負担の少ないものになり、放射線療法、薬物療法もそれぞれ進化を遂げ、免疫療法、免疫・細胞療法などが新たに加わっています。がんの診断、そして治療について最新の知識を学び、がんとともに生きる知恵をつけるための1冊です。

◆目次
1 「難治がんにどう立ち向かうか」(医学研究科消化器外科学 教授 松尾洋一)
2 「恐くない、つらくない肺がんの手術」(医学研究科腫瘍・免疫外科学 教授 中西良一)
3 「胃がんとピロリ菌のお話」(蒲郡市民病院 最高経営責任者 城卓志/ 医学研究科消化器・代謝内科学 准教授 久保田英嗣)
4 「口のがんに負けない! 」(名古屋市立西部医療センター歯科口腔外科 部長 深野英夫)
5 「さまざまな世代の腰痛と背骨のがん」(医学研究科整形外科学 教授 村上英樹)
6 「大きく変わった手術前後の患者管理」(三重北医療センター センター長 竹山廣光)
7 「負けてたまるか前立腺がん」(医学研究科腎・泌尿器科学 准教授 河合憲康)
8 「膵がん リスク因子を考え、早く適切に診断」(医学研究科消化器・代謝内科学 准教授 林香月)
9 「縦隔腫瘍を知っていますか」(医学研究科腫瘍・免疫外科学 准教授 奥田勝裕)
10 「乳がんの診断」(医学研究科乳腺外科学 講師 藤田崇史)
11 「切らずに治す最先端のがん放射線療法」(医学研究科放射線医学 教授 芝本雄太)
12 「肝硬変と肝がん、これからの治療」(医学研究科消化器・代謝内科学 講師 藤原圭)
13 「わかりやすい皮膚がんのお話」(医学研究科加齢・環境皮膚科学 講師 加藤裕史)
14 「がん薬物療法の新たな潮流」(医学研究科血液・腫瘍内科学 教授 飯田真介/ 小松弘和)

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