少子高齢化が進み、国民医療費の増加が問題となっている現在、ひとりひとりが日頃から健康に留意し、自らを守ることが求められます。自身が老年にさしかかる前から、かかりつけ医をもち、定期的な健診(検診)を受け、未病対策をして、病気の予防や進行を遅らせる生活習慣を心がけねばなりません。
本書では、名古屋市立大学の専門家、名古屋市立大学病院や関連病院の現役医師・看護師らが、そのための医療知識をご紹介します!

◆目次
1 「脈の乱れに気をつけましょう! ~検脈のすすめ」(名古屋市立大学医学研究科循環器内科学 准教授 瀬尾由広)
2 「静かなる暗殺者・動脈瘤を識る」(名古屋市立大学医学研究科心臓血管外科学 教授 須田久雄)
3 「狭心症と心筋梗塞」(名古屋徳洲会総合病院 総長 大橋壯樹)
4 「膵がんの治療(手遅れにならないためには)」(刈谷豊田総合病院 病院長 田中守嗣)
5 「地域連携で膵がんを死なない病気に」(旭ろうさい病院 副院長 齋田康彦)
6 「膵臓の良性疾患(慢性膵炎・膵石症)-どんな病気」(豊川市民病院 副院長 佐野仁)
7 「かかりつけ医をもちましょう」(奥田内科クリニック 院長 奥田宣明)
8 「前立腺肥大症~年齢のせいとあきらめないで~」(岡崎北クリニック 院長 佐々木昌一)
9 「食生活から前立腺がんの予防を考える」(名古屋市立大学医学研究科実験病態病理学 教授 髙橋智)
10 「新型コロナ禍においても年に一度は人間ドック受診を」(ミッドタウンクリニック名駅 院長 横地隆)
11 「おもしろくてためになる!?『臨床検査』のおはなし」(名古屋市立大学病院中央臨床検査部 部長代理 井上貴子)
12 「OTC医薬品を活用したセルフメディケーションのすすめ」(名古屋市立大学薬学研究科臨床薬学 教授 鈴木匡)
13 「仕事を続けながら受けるがん治療とは~?陽子線治療と日常生活~」(名古屋市立大学医学部附属西部医療センター がん放射線療法看護認定看護師 杉下香代)
14 「最期の最期まで自分らしく生きる」(名古屋市立大学病院 がん看護専門看護師 佐橋朋代)

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