高齢者の7人に1人が認知症といわれ、多くの人が、加齢とともに身体機能が低下するフレイルや、さまざまな原因不明の「痛み」を抱えています。ひとりひとりが人生の最終段階における医療・介護のあり方を適切に理解し、自身の病気を予防するのはもちろん、同居あるいは離れて暮らしているご家族の健康についてどのようなサポートが必要か留意することも大切でしょう。
本書では、名古屋市立大学の専門家、名古屋市立大学病院や関連病院の現役医師・看護師らが、そのための医療知識をご紹介します!

◆目次
1「長引く痛みへの新対処法! ~痛みのある人生を、自分らしく、しなやかに生きる~」(名古屋市立大学病院いたみセンター 臨床心理士 酒井美枝/ 名古屋市立大学医学研究科精神・認知・行動医学 教授 明智龍男)
2「最期まで歩けるように、足腰の痛みと向き合って」(名古屋市立大学医学部附属西部医療センター 副院長 稻田充)
3「在宅医療を始める前のキホンと心がまえ」(みどり訪問クリニック 院長 姜琪鎬)
4「高齢者に多い肺炎のお話」(輝山会記念病院 副院長 土屋公威)
5「With細菌の世界 レンサ球菌の話を中心に」(名古屋市立大学医学研究科細菌学 教授 長谷川忠男)
6「さまざまな病気に関わる繊毛」(名古屋市立大学医学研究科細胞生化学 教授 加藤洋一)
7「アルツハイマー型認知症にならない、負けないための生活習慣」(大同病院総合内科 顧問 小鹿幸生)
8「認知症の家族と笑顔で生きるためのヒント」(名古屋市立大学医学部附属東部医療センター 認知症看護認定看護師 森田麗)
9「健やかな皮膚を保つために~スキンケアのヒント~」(名古屋市立大学病院 皮膚・排泄ケア認定看護師 中尾敦子)
10「『おたがいさま運動』で、ささえあい・たすけあいのまちづくり」(総合病院 南生協病院 院長 長江浩幸)
11「糖尿病ものがたり」(旭ろうさい病院 糖尿病・内分泌内科 主任部長 小川浩平)
12「いろいろな病気に漢方を使おう」(名古屋市立大学医学研究科地域医療教育研究センター 教授 野尻俊輔
) 13「おしりから血が出たら…」(豊川市民病院消化器外科 主任部長 寺西太)
14「疫学研究が明らかにする尿路結石の最新トピックスと予防対策」(三重北医療センターいなべ総合病院泌尿器科 特別診療部長 安藤亮介)

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