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研究・産学官連携・社会貢献


自然科学



放射光を用いた圧電・強誘電結晶の原子ダイナミクス計測

2020年12月10日
キーワード 放射光、構造解析、X線回折
研究概要 圧電・強誘電結晶は、振動子、センサー、アクチュエーター、コンデンサー、メモリなど幅広い用途で、スマホなどの私たちの身の回りの電子機器に広く利用されています。圧電・強誘電結晶の機能向上や用途開発のための基礎研究として、その機能発現機構を放射光時分割構造解析によって解明します。実験は大型放射光施設SPring-8で行なっており、最近、高速振動している水晶中の原子の運動を追跡することに成功しています。
特徴と強み 圧電・強誘電結晶に限らず、様々な機能性結晶の原子の配列や運動を放射光構造解析により解明することで、物質機能の向上や新物質の開発に有用な新たな知見を提供します。
今後の展望としては、原子ダイナミクスに着目した物質機能の向上や新物質の開発、超音波診断用圧電素子材料の振動機構解明を目指します。
所属 理学研究科 自然情報系
補職 教授
氏名 青栁 忍

国内動物園飼育下のオランウータンの人工繁殖計画へのヒト生殖医療の応用

2019年8月14日
キーワード 生殖免疫学、不育症、プロテアーゼ、学びなおし
研究概要 本研究では人工授精を前提に雌の排卵期を確実に評価するため、発情ホルモン濃度測定と視診(腟壁、子宮腟部、卵巣触診、および腟分泌物の観察)を行った。また超音波診断法を施行し、発情ホルモン濃度ピーク日の生殖器情報の蓄積を行った。その結果、雌オランウータンの人工授精適期(排卵期)における雌生殖器の状態を明らかにすることができた。それらはヒトと相同性があることが認められた。
企業等への提案 本研究を推進することでヒト生殖医療をオランウータンに応用することにより、全世界の動物園飼育下のオランウータン(のみならず動物園の大型類人猿)の人工繁殖計画に寄与することを目的とする。
現代の医学や医療は数多くの貴重な動物の命の犠牲のもとに発展して来た。追悼と感謝の気持ちと共に彼らにヒューマンサイエンスを還元すること("Human Feedback")が本研究のメインコンセプトである。
所属 医学研究科 高度医療教育研究センター
補職 教授
氏名 尾崎 康彦

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