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研究・産学官連携・社会貢献の新着情報

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【令和元年度:開催報告】「病気から体をまもる研究を丸ごと体験してみよう!!」


2019年11月11日

令和元年度 名古屋市立大学ひらめき☆ときめきサイエンス 開催報告

開催日時 令和元年8月20日(火曜日)
午前9時~午後4時15分
場所 名古屋市立大学
桜山(川澄)キャンパス
実施代表者
(所属・職名)
酒々井 眞澄
(大学院医学研究科・教授)
受講者数 高校生 22名
プログラム名 「病気から体をまもる研究を丸ごと体験してみよう!!」

実施内容

生徒には研究仮説の立案→実験→データ処理→仮説の検証→成果発表の研究過程を大学の研究室で見て、聞いて、感じてもらい、実験によって仮説が証明される醍醐味にくわえて実験がうまくいかなかったときの原因検索の思考、病気から体をまもる方策への展開をとおして研究のおもしろさを大学の指導スタッフ(教員や大学院生等)と一緒に体験してもらうねらいがあります。病態モデル(がん、脳出血など)に基づき細胞や臓器組織の観察、動物行動の観察、薬物による効果判定などの実験に全生徒が参加して、科学の面白さを感じながら、病気の起きるしくみや、実験結果をいかにして病気の治療・予防に結びつけるかを考えてもらいました。

工夫した点

  • 生徒が取り組んだ研究内容は、3名の教授が各人の科研費で行われた研究成果にもとづき立案されたものです。生徒は実験に取り組むことで、科研費での研究成果を知り、研究が病気の起きるしくみや病気の治療・予防につながるかを学べるように工夫されています。
  • 22名の生徒を7~8名のグループに分け、3つの研究室に配属することで指導スタッフ(教員・大学院生等)がきめ細かく生徒を指導できるように配慮しました。各研究室の協力により、十分な数の指導スタッフを配置しました(1つの研究室あたり4~5名の指導体制)。生徒は自分の手で実験に取り組めるようにしました。
  • 実験は準備・結果考察・成果発表練習を含めて計4時間(午前1.5時間、午後2.5時間)とし、生徒と指導スタッフが余裕をもって取り組めるように配慮しました。また、仮説が証明される醍醐味を感じることができるように実験を組みました。
  • 参加者全員でランチ(弁当)をとり、指導スタッフと生徒がリラックスした雰囲気でコミュニケーションできるように工夫しました。大学院生によるミニランチョンセミナーを設定し、生徒が退屈しないよう配慮しました。
  • 成果発表では、生徒がリラックスして話せるように、また質疑応答でも、教員は実験がうまくいかなかったときの原因検索に関する思考などについてサポートできるようにしました。
  • 動物を扱う実験では、本学動物実験委員会の承認を受けた実験計画に基づき、生徒は事前に動物取り扱いに関する簡易講習を受け、指導スタッフの指導の下に実験を行う体制をとりました。

当日のスケジュール、実施の様子

当日のスケジュール
8時30分~ 受付開始(講義室前)
9時00分~ 開講式・郡学長と道川研究科長の挨拶(研究の面白さ)、オリエンテーションとKAKENHIの説明(酒々井教授)
9時30分~ ミニ講義「くすりの作り方」(講師:酒々井教授)、動物の取り扱いに関する簡易講習(講師:大石教授(実験動物研究教育センター長)、対象は動物を扱う実験に参加する生徒)
10時00分~ 実験開始(生徒は3つの研究室に配属)
11時30分~ ランチョンセミナー(講師:安藤さえこD4)を聞きながら昼食と歓談(大ホール)
12時30分~ 実験再開(実験と成果発表準備、各研究室)
15時00分~ 成果発表と総合討論(大ホール、参加者全員、司会:酒々井教授)
15時30分~ アンケート記入
15時40分~ 「未来博士号」授与式と記念写真撮影(大ホール)
16時15分 解散
実施の様子

受付(名古屋市の「名水」をいただきました)~郡学長のお話「サイエンスの面白さ」を真剣に聴く

ピペットを押さえて手ぶれを防ぐ~チップの先に神経を集中

先生の説明を真剣に聞く~データを実験ノートに整理して記録

先生と話しながらランチを楽しむ~学部3年生と受験勉強の話をした

Presentation&Discussion~結果をいかに考えるを考え中

意見を出し合ってスライドに仕上げる~ドキドキの成果発表

結果をふまえて質問に対応する~わかりやすく伝えられたかな

参加全員で記念撮影、研究の面白さを見て、聞いて、感じて、楽しみました。

お問い合わせ先

〒467-8601名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1
名古屋市立大学学術課 ひらめき担当

TEL:(052)853-8308
FAX:(052)841-0261
E-mail:kokaikoza[at]sec.nagoya-cu.ac.jp
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