小鷹准教授 日本認知科学会より第7回『野島久雄賞』受賞!
[2019.09.10]
情報環境デザイン学科の小鷹研理 准教授が、2019年度日本認知科学会大会において第7回「野島久雄賞」 を受賞しました。
「野島久雄賞」は、元『認知科学』編集委員長であり認知科学会に多大な貢献のあった野島久雄氏の遺志を引き継いで
認知科学を発展させるために、野島久雄氏の研究分野である人と人、人とモノ、モノを介したネットワーキングにかかわる領域で、「面白い!」と思える卓越した認知科学的研究を行った40歳以下の若手・中堅研究者を顕彰することを目的とした賞です。
「野島久雄賞」は、元『認知科学』編集委員長であり認知科学会に多大な貢献のあった野島久雄氏の遺志を引き継いで
認知科学を発展させるために、野島久雄氏の研究分野である人と人、人とモノ、モノを介したネットワーキングにかかわる領域で、「面白い!」と思える卓越した認知科学的研究を行った40歳以下の若手・中堅研究者を顕彰することを目的とした賞です。
研究テーマ:「からだの錯覚」から新しい<からだ>のかたちを模索する
授賞理由:
小鷹氏は、認知科学における重要な概念である身体所有感に着目し、VR等の最新技術を導入した「実際に体験可能なインタラクション装置」を通してその認知的な機序を明らかにする研究活動を進めてきた。特に、「からだの錯覚」という統一的なテーマの下で、認知科学、VR、メディアアートという三つの異なる専門領域を網羅しながらも、それぞれの領域で質の高い成果を継続して発表し続けている。身体所有感のように体験している本人にしかわからないような主観的経験を研究の中で扱う場合、デモンストレーションという研究手法に頼りがちになるが、小鷹氏は、デモンストレーションのみならず、綿密に計画された知覚心理実験の実施、研究の内容を分かりやすく解説したビデオの公開など、幅広い専門性を生かした様々なアウトリーチを活用している。今後、身体所有感の認知的な機序の解明を目指した研究活動の進展と、認知科学分野へのさらなる貢献を期待して、野島久雄賞を授与する。
小鷹氏は、認知科学における重要な概念である身体所有感に着目し、VR等の最新技術を導入した「実際に体験可能なインタラクション装置」を通してその認知的な機序を明らかにする研究活動を進めてきた。特に、「からだの錯覚」という統一的なテーマの下で、認知科学、VR、メディアアートという三つの異なる専門領域を網羅しながらも、それぞれの領域で質の高い成果を継続して発表し続けている。身体所有感のように体験している本人にしかわからないような主観的経験を研究の中で扱う場合、デモンストレーションという研究手法に頼りがちになるが、小鷹氏は、デモンストレーションのみならず、綿密に計画された知覚心理実験の実施、研究の内容を分かりやすく解説したビデオの公開など、幅広い専門性を生かした様々なアウトリーチを活用している。今後、身体所有感の認知的な機序の解明を目指した研究活動の進展と、認知科学分野へのさらなる貢献を期待して、野島久雄賞を授与する。