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SDGs活動紹介

ホーム >  SDGs活動紹介 >  透明な銅フィルムを用いた普遍的かつ持続可能な感染対策の開発

透明な銅フィルムを用いた普遍的かつ持続可能な感染対策の開発



活動の概要 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のパンデミックにより、感染対策は医療現場に限らず、日常生活でも大きな課題となっています。抗ウイルス薬の開発は難しく、相次ぐ変異株や薬剤耐性にも対応する普遍的な抗ウイルス対策が求められています。私たちは、医療現場において多剤耐性菌による院内感染の予防対策として、銅の強い抗微生物作用に着目してきました。そして、これまでの産学共同研究により透明な銅フィルムを世界で初めて開発し、その強い抗菌作用を証明しました。これまでに透明な銅フィルムを用いたフェイスシールドやキーボードカバーなどを開発し、臨床応用しています。
活動の時期 2020年 論文発表
2020年 透明な銅フィルムを用いたフェイスシールドを開発。成果物を大学病院と大規模ワクチン接種会場へ寄付。
関連URL 株式会社UACJ リリース・お知らせ
researchmap URL https://researchmap.jp/ncu-er.jp
関連する論文 Novel transparent copper film with antibacterial activity for environmental infection control. Matsushima A, Shibata S, Ohara H. Acute Med Surg. 2020; 7 : e543.
期待される効果、今後の展望 銅フィルムは安価であることから、医療現場から日常生活まで幅広く利用されることが期待されます。多剤耐性菌とともに新型コロナウイルスや今後も起こり得る新興感染症に対して、普遍的かつ持続可能な感染対策の開発につながる研究です。
所属 医学研究科 救命救急医療学
氏名 松嶋 麻子
専門分野 救急医学

アルミフレームと組み合わせたフェイスシールド

アルミフレームと組み合わせたフェイスシールド

パソコン用キーボードカバー

パソコン用キーボードカバー