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SDGs活動紹介

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世界中の敗血症と敗血症による死亡を減らす取り組み(Japan Sepsis Alliance)



活動の概要 敗血症は感染症により生じた多臓器不全の状態と定義されています。日本では年間約10万人が敗血症によって死亡すると推定されており、敗血症を発症した場合の死亡率は20%を超えています。世界では感染症の段階で死亡する患者が30%を超える地域もあり、感染症と敗血症の対策は世界で共通の課題です。これに対し、Global Sepsis Allianceは毎年9月13日をWorld Sepsis Dayと定め、世界中で敗血症の知識を広める啓発イベントやWHOとともに各国政府へ敗血症対策の働きかけを行ってきました。日本では、日本集中治療医学会、日本救急医学会、日本感染症学会が合同でJapan Sepsis Allianceを結成し、敗血症の予防、早期発見・早期治療を呼び掛ける「敗血症セミナー」や市民公開講座を開催しています。
活動の時期 2013年以来、毎年9月13日を世界敗血症デーと定め、敗血症の予防と早期発見・早期治療を呼び掛けるセミナーや市民公開講座を開催しています。
2021年には日本における敗血症の実態について、DPCデータを用いた多施設共同研究の論文を発表しました。
関連URL 敗血症.com
researchmap URL https://researchmap.jp/ncu-er.jp
関連する論文 Trends in the incidence and outcome of sepsis using data from a Japanese nationwide medical claims database-the Japan Sepsis Alliance (JaSA) study group. Crit Care. 2021; 25: 338.
期待される効果、今後の展望 Global Sepsis AllianceおよびJapan Sepsis Allianceの活動により、医療従事者や一般市民へ広く感染症と敗血症の知識が広がり、敗血症の早期発見、早期治療が進むと期待されます。さらに、WHOの働きかけにより政府主導で感染症対策と敗血症対策が進み、世界中で感染症から敗血症へ進展して死亡する患者が減少することを目指しています。
所属 医学研究科 救命救急医療学
氏名 松嶋 麻子
専門分野 救急医学