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SDGs活動紹介

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mRNA代謝研究とmRNA医薬安定化技術および翻訳効率化技術の開発



活動の概要 当研究室は、細胞内におけるmRNA分解開始機構の解明(Funakoshi et al., GenesDev2007)をはじめとしてmRNA分解制御研究において実績があり、外来性mRNA(mRNA医薬)の分解機構の全容を解明することに成功しました(Nogimori et al., Nucl Acids Res2019)。現在、この外来性mRNA特異的な分解を阻害するmRNA医薬安定化技術および翻訳効率化技術を開発中であり、mRNAをベースにした遺伝子治療、ウイルス疾患治療、iPS細胞作製、癌免疫療法等への臨床応用を可能にすることを目指しています。
researchmap URL https://researchmap.jp/iden
関連する論文 ● Nogimori et al., Nucl Acids Res47, 432-449(2019)
● Yamagishi et al., Nucl Acids Res44, 2475-2490(2016)
● Ogami et al., Oncogene33, 55-64(2014)
● Hoshino, WIREs RNA (2012)
● Hosoda et al.,EMBO J30, 1311-1323(2010)
● Funakoshi et al., GenesDev21, 3135-3148(2007)
関連する特許 ●人工合成mRNA及びその利用(PCT/JP2020/ 39160)
●人工合成mRNAの発現を効率化する技術(特開2018-074954)
期待される効果、今後の展望 mRNA医薬安定化剤に加え翻訳効率化技術も開発し、この2つを併用することで、mRNA医薬によるiPS細胞の作製やB型肝炎等ウイルス疾患治療等への応用を実施します。疾患治療を目的として、mRNA代謝を標的とする低分子医薬の開発にも着手していく予定です。今後も遺伝子発現制御、mRNA品質管理、抗ウイルス防御に関わるmRNA代謝の基礎研究に重点を置き、シーズを発掘することで、大学発創薬につなげていきたいと考えています。企業との共同研究・共同開発も歓迎いたします。
所属 薬学研究科 遺伝情報学分野
氏名 星野 真一
専門分野 分子生物学、生化学

mRNA安定化技術の開発:独自に解明したmRNA分解機構に基づいて、分解因子を阻害するmRNA医薬安定化剤を開発しています。

mRNA安定化技術の開発:独自に解明したmRNA分解機構に基づいて、分解因子を阻害するmRNA医薬安定化剤を開発しています。

mRNA翻訳効率化技術の開発:mRNAの構造を最適化することでmRNA医薬の発現効率を上げる技術の開発に成功しました。

mRNA翻訳効率化技術の開発:mRNAの構造を最適化することでmRNA医薬の発現効率を上げる技術の開発に成功しました。