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SDGs活動紹介

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小腸特異的な新規尿酸トランスポーターを標的とした尿酸関連疾患治療薬の開発



活動の概要 新たな尿酸トランスポーターとして同定されたEUTは、小腸上皮細胞で生成した尿酸の血中への供給経路として働いているとみられます。尿酸の体内動態においては、肝臓に次ぐ産生臓器、腎臓に次ぐ排泄臓器としての小腸の重要性が知られており、EUTの阻害によって血中への尿酸供給を抑制することで、小腸経路での尿酸排泄の促進が期待されます。この点から、EUT阻害剤は新たな機序による尿酸関連疾患(高尿酸血症・痛風等)治療薬として期待されます。また、EUT阻害物質には、健康食品ないしサプリメント成分としての活用の可能性も期待されます。
活動の時期 2020年9月(論文発表)
関連URL https://ncu-soyaku-kiban.jp/wp/wp-content/uploads/resource01.pdf
researchmap URL https://researchmap.jp/ncu-biopharm-hy
関連する論文 Current understanding of the intestinal absorption of nucleobases and analogs.
Hiroaki Yuasa; Tomoya Yasujima; Katsuhisa Inoue
Biol. Pharm. Bull., 43, 1293-1300 (2020).
関連する特許 発明の名称:小腸上皮細胞特異的な尿酸トランスポーター及びその利用
公 開 番 号:特開2019-31450
出 願 人:名古屋市立大学・東京薬科大学
期待される効果、今後の展望 EUT遺伝子導入発現系細胞を用い、EUT阻害剤の網羅的探索に取り組んでいます。尿酸関連疾患(高尿酸血症・痛風等)治療薬の候補となるEUT阻害剤について、その作用・効能に関わる検証を経て、実用化を目指します。また、各種の尿酸トランスポーターをはじめとして、広く多様なトランスポーター群の機能評価及び探索にも取り組んでいます。トランスポーター研究用材料(cDNA及び遺伝子導入発現系細胞)の提供や技術協力もできます。
所属 薬学研究科 薬物動態制御学分野
氏名 湯浅 博昭
専門分野 薬物動態学

小腸上皮細胞でのEUTの働き

小腸上皮細胞でのEUTの働き