学部・研究科・附属病院の歴史
学部・研究科・附属病院の歴史
医学研究科における大学院博士課程は、平成8年の文部科学省の「教育・研究環境の高度化・多様化の推進」による大学院改組に伴って定員を1学年27名から52名に増員し、外国人留学生に対応するために10月入学を平成27年から導入しています。また、平成20年4月から修士過程(定員1学年10名)を設置しました。令和2年3月までの学位授与数は課程博士1,252件、論文博士1,666件、修士86件です。
若手医学研究者を養成することを目的としてMD-PhDコースが平成20年11月に創設されています。この制度は学部期間の前期コースと大学院期間の後期コースで構成されており、令和2年4月現在の在学生は前期学生24名、後期学生7名、現在までの後期コース修了者は7名です。
大学院教育プログラムは、15コマ(1コマ90分)で構成される共通科目が博士課程、修士課程においてそれぞれ11科目、13科目開講され、博士課程ではその中に外国人留学生に対応した3つの英語科目が含まれています。また、令和元年度に文部科学省に申請した「ASEANを中心とする環境健康安全学リーダー人材養成と国際ネットワーク形成プログラム」が「国費外国人留学生の優先配置を行う特別プログラム」に採択され、令和2年10月からこのプログラムが開始されます。
医学研究科独自の学生支援として、医学部名誉教授である田中亮先生、明石修三先生および川久保己代子様からの基金による奨学金制度が創設されています。「田中亮学生奨励賞奨学金」は成績優秀な修士課程学生、「明石修三学生奨学金」は修士課程から博士過程に進学した学生、さらに「川久保学生奨学金」はMD-PhDコース前期および後期学生を対象にそれぞれ授与されています。