学部・研究科・附属病院の歴史
学部・研究科・附属病院の歴史
日本社会の国際化に資するため、平成20年(2008)に文部科学省により30万人留学生計画が策定され、様々な施策により平成31年(2019)度に達成されました。この機運の中で、本学では平成26年(2014)の名市大未来プランにおいて、留学関連の実務を行う国際交流センターの体制強化とともに、より戦略的な国際交流を推進するために全学組織の国際化推進本部の設置と、各研究科で研究科長主導の国際化プランの立案・実施をしていく方針を決定しました。その計画に沿って海外協定校の増加、内外留学生の増加、教員派遣による語学留学プログラム開発などを推進してきました。
特に、海外協定校の中で、複数の学部間で学生・教員の活発な相互交流を継続的に行い、事務所業務を互いに補い合う拠点校の設置を進め、令和2年(2020)5月時点で4校となりました。環境健康安全・生物多様性などのSDGsを中心テーマとした国際シンポジウムを、65周年、70周年記念行事の一環として拠点校などとともに開催いたしました。
平成31年(2019)度に採択された文科省国費外国人留学生優先配置『環境健康安全学大学院プログラム』の実施により、国費留学生の増加と大学院教育の国際化が飛躍的に推進されようとしています。本学の強みである研究領域において、母国を始め海外で活躍する本学留学修了者を繋いだ国際大学間ネットワークを、拠点校・協定校を中心に構築し、より長いスパンでの国際的人材交流を推進することも本学の今後の重要な課題と考えられます。(今泉祐治理事:平成26年(2014)〜平成31年(2019)国際担当理事、平成26年(2014)〜平成29年(2017)国際交流センター長)