学部・研究科・附属病院の歴史
学部・研究科・附属病院の歴史
名古屋市立大学看護学部・看護学研究科の
ある桜山(川澄)キャンパス
名古屋市立大学看護学部・看護学研究科の
ある桜山(川澄)キャンパス
看護学部・看護学研究科のある、桜山(川澄)キャンパスは、名古屋市域のほぼ中心に位置する瑞穂区内の、基幹道路環状2号線に面しており、表通りは飲食店や各種商店等が並んだ商店街だが、道路1本入ると意外にも閑静な住宅街となっている。桜山(川澄)キャンパスへのアクセスは、名古屋駅から地下鉄(桜通線)で約16分弱の桜山駅を出て、すぐの所にある。キャンパス内は、大学のメインキャンパスにふさわしく、大学の本部棟を始め、医学部及び付属病院と看護学部とその関連施設があり、医師、看護師などを目指して学生が勉強に、実習に、研究に専念できるよう施設も環境も整ったキャンパスとなっている。
現在の校舎は、昭和62年(1987)11月に完成した地下1階地上6階建ての名古屋市立大学看護短期大学部棟である。平成11年(1999)4月に名古屋市立大学看護学部の設立により看護学部棟となり、現在に至っている。看護短期大学部棟が看護学部棟に呼称を変えると共に、看護学実習室や演習室が改修され、看護学部にふさわしい校舎となった。さらに、平成20年(2008)度入学生より適用することとなったカリキュラムでは、その教育目的および内容から演習科目が増え、既存の施設・設備状況では対応できなくなったことから、平成20年(2008)度から予算要求を行った。平成22年(2010)度には、西棟2階部分に実習室2室、教室2室、演習室7室、模擬病室等が整備され、これまで以上に充実した学修環境を整えることができた。
平成30年(2018)は、看護学部設立20周年を迎え、玄関に花壇がつくられ、色とりどりの花が心を和ませている。さらに、令和2年(2020)は、名古屋市立大学創立70周年の記念事業として、看護学部の玄関が新たに改修され、趣のある玄関となった。
学生ホールの改修
看護学部棟の地下1Fは、学生専用スペースとなっている。学生ホールは、平成22年(2010)4月にリニューアルしてとても明るく開放的で綺麗な空間に生まれ変わった。昼食時に利用したり、授業の空き時間を過ごしたり、仲間と励まし合いながら実習記録に取り組んだりと多目的に使う自由スペースとして活用されている。コピー機や学生間の情報交換用の掲示版もある。
学生ホール
学生ホール
西棟実習室
看護学部には看護技術を実践的に学ぶために、いくつかの実習室が整備されている。西棟実習室はより充実した学習環境の整備を目指して平成22年(2010)3月に完成した。西棟実習室にはAとBの2つの実習室がある。実習室Aは、地域で生活する人々を支援する看護技術を学ぶことを目的としており、在宅療養生活を送る人々の支援を学ぶ居宅スペースや、育児や生活習慣病予防を支援する健康教育スペースがある。実習室Bは、病気や怪我で入院し治療を受ける患者に対応できるように高度な医療技術を学ぶことを目的としている。看護技術練習用人形や高度医療シミュレーションモデルを備え、手術や救急医療、集中治療、化学療法などにおける看護を模擬的に学ぶ。さらに、模擬病室もあり、リアルタイムでの映像が視聴できるカメラシステムを整備し、病室での実践的な学習ができる。
この西棟実習室の整備に際し、川久保己代子様より看護学部に多大なご支援をいただいた。川久保己代子様は名古屋市立大学病院入院中、真剣に実習に取り組んでいる学生たちの姿から元気を貰ったとのこと、何か学生の役に立てばと、医学部及び看護学部に協力を申し出てくださった。これらの整備により、学内での演習環境が一段と充実し、学生の看護技術の習得に多いに役立っている。川久保己代子様の温かいお気持ちに対して心より感謝申し上げる。
情報処理室
看護学部棟の4階には35台の学生用パソコンを設置している。教育支援システムを使った授業の他、学生の日々の勉学用に活用されている。