学部・研究科・附属病院の歴史
学部・研究科・附属病院の歴史
平成11年(1999)度の看護学部開設当初は、教育を軌道に乗せることが優先事項であったが、平成15年(2003)に大学院看護学研究科修士課程が創設され、教員の研究活動も活発になりつつある。科研費の獲得件数の推移をみると、看護学部開設時平成11(1999)年度の採択件数はわずか1件であったが、令和2年(2020)度5月までに総計110件の研究課題が採択された(表1)。教員の研究テーマは多岐にわたり、研究活動が活発になりつつある(表2)。
看護学部紀要は、看護学部教員、大学院生、大学病院看護職員の研究や地域・社会貢献事業の公表の場として、第1巻が平成13年(2001)3月に発刊された。投稿数が少なく合併号を発行する年度もあったが、近年は投稿数が増加した。平成27年(2015)度策定の「看護学部未来プラン」により、名古屋市立大学看護学会(仮称)の設立と学会誌の発行が計画され、紀要は第17巻である平成29年(2017)度が最後の発刊となった。現在は、「なごや看護学会誌」として改め、発展的に継続している。
看護学部紀要第1巻~第17巻