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薬学部・薬学研究科

同窓会

薬友会のあゆみ

田辺通(薬学部)キャンパスに建つ薬友会館
田辺通(薬学部)キャンパスに建つ薬友会館

 名古屋市立大学薬友会は、今年で創立137年を迎えております。あゆみの詳細は限られたスペースでは語りつくせませんが、創立は明治17(1884)年6月の名古屋薬学校から始まり、同23(1890)年6月に愛知薬学校、昭和6(1931)年10月に愛知高等薬学校、同11(1936)年4月に名古屋薬学専門学校、同21(1946)年4月に名古屋市立名古屋薬学専門学校、同24(1949)年4月に名古屋薬科大学となり、そして昭和25(1950)年4月に名古屋市立大学薬学部と発展してきました。
 薬友会の誕生以前には明治36(1903)年に愛知薬学校・校友会雑誌第1号が発行され、以来大正8(1919)年の第62号まで発行されました。その後、同窓会・校友会誌『鳴陵』第1号が昭和9(1934)年に、同24(1949)年の第10号まで発行されました。名古屋市立大学薬学部同窓会会報として昭和29(1954)年に第1号が、同37(1962)年の第4号より薬友会会報として令和2(2020)年の第69号まで継続発行されております。また、同窓会名簿は昭和13(1938)年12月に名古屋薬学専門学校同窓会会誌『潮風』第1号を、その後およそ4年ごとに、平成28(2016)年まで20回発行されてきました。
 名古屋市立大学・薬友会の歴代会長は、初代・横井亀吉会長、第2代・横井北海雄会長、第3代・水野民也会長、第4代・榊原仁作会長が就任され、平成25(2013)年4月より河村典久(昭和40(1965)年卒)が第5代会長を務めています。
 昭和59(1984)年には創立100周年を記念して、会員のご寄付により薬友会館を建設すると共に、記念式典、講演会等を開催ました。会館1階には、名古屋茶道の松尾家元のお茶席を模して、多額のご寄付の水野民也会長念願の茶室『薬炉庵』を設置しています。2階には畳の大広間、3階には大講堂『水野ホール』を備えております。その後、薬学部の建物はすべて改築される中で、薬友会館は田辺キャンパスに残る唯一つの建物として講義などに利用されています。
 平成3(1991)年には薬学創立120周年記念として、薬友会館の整備とベンゼン環と天秤を組み合わせたデザインの記念碑を会館の前と、同様の記念碑を卒業生有志により名古屋薬学専門学校の校舎跡地の滝の水公園にも設置しました。さらに同公園内に平成28(2016)年11月、名古屋市緑区の地域の歴史文化整備の一環として案内板(銘板)が設置されました。
 薬友会の運営には理事の方々のボランティア活動に負うところが多く、4月に代議員会・総会を開催してきましたが、令和2(2020)年2月に世界的なパンデミック・新型コロナウイルスによる感染症が発生し、やむなく薬友会総会をはじめ、全国のほとんどの会合・講演会・集会が中止となりました。
 薬友会では関東(東京)、関西(大阪)、三重、長野、新潟、台湾の各支部があり、活発に活動されて同窓生の親睦と研鑽に努められています。また、薬友会では薬学部との共同で、毎年秋に他大学卒業生の参加も含めて卒後教育講座を継続して開催しております。今後とも皆様のご協力をお願い申し上げます。


田辺通(薬学部)キャンパスに建つ薬友会館
田辺通(薬学部)キャンパスに建つ薬友会館

薬友会会長
河村 典久 (昭和40年卒)