学部・研究科・附属病院の歴史
学部・研究科・附属病院の歴史
平成22年度 卒業式 細胞分子薬効解析学分野
希望に胸を膨らませ名市大に入学してからもう15年が過ぎました。私たちの母校が70周年を迎えることができたのは卒業生の一人として大変嬉しく思います。
薬学部教育及び薬剤師国家試験制度は、平成18年度からの学校教育法改正を経て、大きな節目を迎えました。そのため、平成20年度の卒業生である私たちは、4年制課程最後の卒業生となります。
私たちの大学時代は、4年生時に配属した研究室で卒業研究に取り組み、各研究室での卒業研究発表後から試験日までの期間2か月ほどで国家試験対策に取り組むというカリキュラムでした。学生の多くは学部卒業後に大学院に進学しますが、私は今泉祐治先生が主宰されていた細胞分子薬効解析学分野に学部生から所属し、博士後期課程まで修了することができました。学位取得後は私立薬科大学に教員として採用されたため、私自身は4年制を卒業しましたが、6年制の薬学教育に深く関わることとなりました。6年制は4年制以上に臨床的知見の習熟が求められます。私は、臨床経験もありませんでしたが、大学カリキュラムや教育プログラムに講師あるいは参加者として出席することを通して、教育者としての気概を学ぶことができ大きく成長することができたと感じております。
現在は、縁があり名市大の医学研究科で教員として働いております。大学時代から培った経験を学生に還元し、微力ではありますが名市大の更なる発展の一助となれたらと感じております。
平成22年度 卒業式 細胞分子薬効解析学分野
鬼頭 宏彰(平成21年卒)