学部・研究科・附属病院の歴史
学部・研究科・附属病院の歴史
平成31年3月25日 平成最後の卒業式にて
この度は名古屋市立大学の開学70周年を迎えられましたこと、心よりお祝い申し上げます。私は平成31年に薬学部生命薬科学科を卒業し、現在同大学の大学院薬学研究科に所属しております泉和弥です。平成最後の卒業生ということでお声がけいただきましたので、大学生活を振り返りつつお話ししようと思います。
名市大での最初の1年間は教養教育が主でした。私は昔から薬学を学びたいという思いがありましたので早く専門科目を学びたいと思っていましたが、教養教育で自分の視野を広げることができたのかなと感じます。例えば、私が入学した頃 (平成27年) にはトマ・ピケティの「21世紀の資本」という書籍が話題でしたが、これに興味を持てたのも教養教育で経済学の授業を履修したおかげなのかもしれません。その後も今に至るまで先生や大学院生との雑談などに感化され数理生物学や統計学などにも興味を持ちました。短い学生生活ですが、周りの友人や先生とたくさん話をして、専門に囚われず興味の範囲を広げていくことはきっと人生を豊かにしてくれると信じています。
他にもたくさんの思い出がありますが、誌面の都合上割愛させていただこうと思います。先生方の温かいご指導には感謝の念に堪えません。
これからも名市大の、そして令和の時代を担う一員として、名市大とともに果てしなき挑戦を続けていく所存です。末筆ながら名古屋市立大学の一層のご発展と皆様のご活躍を祈念致しまして、お祝いの言葉とさせていただきます。
平成31年3月25日 平成最後の卒業式にて
泉 和弥(平成31年卒)