学部・研究科・附属病院の歴史
学部・研究科・附属病院の歴史
薬学部校舎の改築は、昭和41年(1966)に旧校舎が完成して以来48年ぶりの全面改築です。平成19年(2007)に着工し、平成25年(2013)7月に全ての工事が完了しました。そこで、平成26年(2014)4月6日に新しくなった薬学部キャンパスのお披露目としてホーム・カミングデーを開催しました。
初めてのホーム・カミングデーの参加者は来賓18名、一般参加者315名、学内関係者88名、総勢421名となり、花冷えのする寒い一日でしたが、盛大に開催することができました。午後2時からの記念式典では、宮田専治記念ホールの定員が285名であるため全員が入りきれず、隣の大講義室も使い2つの会場をケーブルで繋いで行いました。河村典久会長の挨拶の後、平嶋尚英研究科長から新キャンパスの設備の紹介がありました。また、在校生・卒業生が薬学部での研究内容や学生生活の様子を発表し、参加者から大きな拍手を頂きました。
午後3時から、真新しいキャンパスを紹介するために見学ツアーを行いました。模擬薬局、模擬病棟、実験室、薬草園などキャンパス内の主な場所を開放し、自由に見学してもらいました。各見学場所には教員が待機してもらい、それぞれの施設紹介をお願いしました。また、参加者からは、以前自分が所属していた研究室を訪問したいとの要望もあり、可能な限り研究室を開放しました。何十年ぶりかで訪れた研究室で、担当教員と懐かしく談笑している姿があちこちで見られました。
午後4時から、キャンパス内のカフェテリアで親睦会を行いました。カフェテリアは桜の名所の山崎川に一番近いところにあり、当日は絶好のお花見ができる時期と目論んでいました。ところが当初の予定を大幅に超え、参加人数が400名以上であるので、カフェテリアには入りきらず、屋外のテラスを準備しましたが、当日は風が冷たく、とても外でビールを飲む天候ではありませんでした。急遽、屋内にテーブルを移動し超満員の状態で親睦会を開始しました。郡健二郎学長のご祝辞、来賓や名誉教授のご紹介の後、榊原仁作名誉会長のご発声で親睦会がスタートしました。会場は立錐の余地がないほどいっぱいでしたが、何十年ぶりの再会に至る所で祝杯があがり、とても盛り上がった親睦会となりました。そして午後6時過ぎに再会を約束して閉会となりました。
その日以来、是非とも第2回のホーム・カミングデーを開催したいと長い間思っておりました。令和元年(2019)に薬学部は創立135周年を迎え、令和2年(2020)に名市大は開学70周年を迎えます。この絶好の機会に開学70周年記念企画として「ホーム・カミングデー2020」を企画しました。多くの卒業生の皆様からご参加のお申込みを頂いていた矢先、新型コロナウイルス感染症が国内外を騒がすことになり、残念ながら、開催を延期することになりました。でも、2021年には、万難を排して素晴らしい企画をもって開催したいと思っておりますので、多数のご参加を心よりお待ちしております。
「ホーム・カミングデー2020」のご案内
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、
2021年春に延期になりました。
医学研究科教授・薬学研究科教授
名古屋市立大学病院 薬剤部長
木村 和哲(昭和55年卒)