学部・研究科・附属病院の歴史
学部・研究科・附属病院の歴史
薬学祭の風景
開学七十周年おめでとうございます。
私が名古屋市立大学の進学を決めたのは、実家と同じ愛知県にある大学であり、薬学部であれば理系科目全般を学べるのではないか、といったあまり深くない理由でした。入学後は素晴らしい先生方の高度な講義を聴くことができ、高校時代より集中して学んでいたと思います。しかしながら大学生活の楽しさを最も感じたのは、四年になり衛生化学教室に配属されてからです。教室を主宰されていた小野嵜菊夫教授をはじめ、先生方には親身に指導していただき、かつ自由に研究をさせていただき、大変感謝しております。また学部、大学院では多くの素晴らしい友人と出会うこともできました。同じ研究室の友人と薬学祭でお寿司の店を勝手に開いたりしたのも良い思い出です。今の薬学祭で生ものを出すなんて絶対にできないですしお酒も出せないので、少しかわいそうですが、学生の皆さんを見ていると今は今で楽しくやっているな、と思います。私は現在出身教室で教育研究に携わっています。自分が学生の頃、先生方から受けた教えを少しでも学生の皆さんに伝えるとともに、学生の皆さんに楽しく意義のある大学、研究生活を送ってもらえればと、心掛けております。今後も名古屋市立大学から社会に貢献できる人材を数多く輩出されることを期待するとともに、微力でありますが人材育成に貢献したいと思います。
薬学祭の風景
衛生化学分野 准教授
伊藤 佐生智(平成5年卒)