学部・研究科・附属病院の歴史

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経済学部・経済学研究科

経済学部・経済学研究科の現在

現在を支える社会的取り組み

 名古屋市立大学経済学部・大学院経済学研究科の教員から構成される「委員会」、また本学部・研究科に在籍する学生の役割は、学内にとどまらず、地域や社会に向けても開かれています。
 学内の情報を積極的に発信して広く知ってもらうこと、最新の研究成果のエッセンスを公開して明快に話し伝えること、産学官連携プロジェクトを進めること、近隣住民の皆様と協力して地域活性化に寄与すること。これらもまた、本学部・研究科の大切な任務です。
 以下では、そのような取り組みや活動のいくつかを紹介します。そこから生じるわくわくするような出来事や思い出によっても、経済学部・経済学研究科の現在は支えられています。


1. 広報の取り組み

 平成29年(2017)7月、その日の夕刻、私は経済学部棟201教室にてオープンキャンパスのリハーサルに立ちあっていた。出口将人教授のゼミナールの学生さんが打合せしているなか、そのなかから代表者の学生さんが駆け寄って来た。
 「先生、今メールをお送りしたので、添付ファイルを確認して頂いて良いですか?」
 指示に従い、私はタブレット端末で受信トレイを確認する。彼女から送られてきたメールはすでに30通ほど、そのなかから直近のメールを開いてファイルを確認する。出口ゼミの学生さんたちが、個々それぞれ、どの時間に何をするのか、個別にタイムスケジュールが作成されていた。
 「一応こういう流れにしたいと考えています。これで無理がないか、予行演習しますので先生、チェックして頂けますか?」
 予行を終えて、彼女ら彼らはこんな気持ちを語っていた。
 「うちの(本学部の)アットホームな雰囲気、ちゃんと高校生に伝えたいよね」
 「先生たちの公開授業も、僕たちが面白いと思うんだから高校生も楽しんで欲しい」
 彼女ら彼らが本番を終えた数ヶ月後、オープンキャンパスのアンケート結果が配布された。高校生の方々、親御さんが綴って下さったコメントは次の趣旨のものが多かった。
 「学生たちの運営や説明がとても良かった」
 「私の子も是非学生さんのようになって欲しい」
 アンケート結果を眺めながら、私は準備段階からの出口ゼミの学生さんたちを思い返していた。どんなプレゼンテーションをどんな順番で構成するか、あるいはどの教員に公開授業をお願いしにいくか、彼女ら彼らは数週間に渡って打合せした。緻密なスケジュール作成、分刻みでのプレゼンの内容確認、何度にも渡る予行演習、そしてそれら構想を立派になし遂げたオープンキャンパス本番。名古屋市立大学経済学部の学生さんの仕事ぶりと、それを生み出した資質の高さに感謝せずにはられなかった。
 いわゆる公立大学であれば受験生が集まる、そんな時代はとうに終わっている。広報活動はもはや事務的にこなすだけでは機能不全に陥る。広報のハードルは低くない。教員の研究水準が低かったり、高校生を惹き付ける授業ができなかったりなど、いわばみっともない要素が高校生の目に留まってしまったらSNSで拡散され兼ねない。大人が下手に口を出さない方が良い世界でもあるが、だからと言って何もしないわけにはいかない。
 そのような活動において、学生さんたちは見事に仕事をこなす。どんな先生が授業で何を語りかけているか、どんな面白い研究をしているのか、彼ら彼女らなりの理解のもと、高校生に毎年語りかけている。学生さんたちの仕事ぶりは、本学部の理念、「広い教養を持ち、経済学と経営学の諸理論に精通し、各自が直面するであろう経済、経営上の諸問題に柔軟かつ的確に対応できる人材」そのものだろう。こうした人材を育てる環境が培われたことは、本学部に関わった教職員や卒業生さらに地域住民の方々の努力の賜物である。末尾ながら謝意を表わしたい。

(広報委員長:横山和輝)


 入学希望者を主な対象としたオープンキャンパスは、名古屋市立大学経済学部を身近に感じ、知ってもらうための一大イベントです。この準備・運営のほか、広報委員会は経済学部・経済学研究科のパンフレットやリーフレットの作成も担当しています。
 さらに、広報委員会を中心とする経済学部・経済学研究科の広報活動は、同委員会が所管する経済学部ホームぺージに最もよく表れています。各種組織・制度に関する情報提示に加え、本学部・研究科の教員が執筆する「やまのはたe-column」、学生の取り組みや活動を中心に紹介する「学生生活ブログe-LiFE」、そして本学部・研究科の教員による最新の研究成果発表を紹介する「論説・寄稿・発信」など、多数のコンテンツがあり、随時更新しています。

経済学部ホームぺージ「やまのはたe-column」
 https://e-column.econ.nagoya-cu.ac.jp/
経済学ホームぺージ「学生生活ブログe-LiFE」
 https://e-life.econ.nagoya-cu.ac.jp/
経済学部ホームぺージ「論説・寄稿・発信」
https://www.econ.nagoya-cu.ac.jp/archives/category/
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2. 公開シンポジウム・市民公開講座・授業公開

公開シンポジウム

 平成8年(1996)に、経済学研究の発展および地域社会への還元を目的として、経済学部附属経済研究所が設置されました。この設置以降、附属経済研究所は毎年1回の公開シンポジウムを開催しており、令和元年(2019)度末までに24回の実績を重ねてきました。毎回、時宜にかなったテーマを設定し、学内外の報告者や招聘パネリストが活発な議論を行います。
 最近の公開シンポジウム(令和元年(2019)11月28日開催)では、「自然災害の発生が金融市場・金融機関に与える影響」をテーマとし、本研究科の坂和秀晃准教授による基調報告の後、内田浩史教授(神戸大学大学院経営学研究科)、家森信善教授(神戸大学経済経営研究所)、日本銀行の若田部昌澄副総裁の順に報告がなされ、さらにパネルディスカッションが行われました。開催場所であった医学部研究棟の講義室はほぼ満員となり、市民の皆様、金融機関関係者の皆様、学生、そして理事長をはじめとする学内関係者など100人を超える聴衆を集めました。

公開シンポジウム

経済学部ホームぺージ「令和元年度第24回公開シンポジウム
「自然災害の発生が金融市場・金融機関に与える影響」が開催されました。」
https://www.econ.nagoya-cu.ac.jp/archives/6982
経済学部ホームぺージ「市民向け講座」
https://www.econ.nagoya-cu.ac.jp/graduate/openlecture

市民公開講座

 名古屋市立大学は、市民の皆様の生涯学習機会の提供を目的として、本学の各研究科教員による市民公開講座を毎年秋ごろに開催しています。経済学研究科の教員も講師となり、最新の研究成果や市民の皆様の関心が高いテーマについて話します。

授業公開

 名古屋市立大学は、本学教員による各学部授業から各学期1つを市民の皆様(抽選による限定数)に公開しています。経済学部も毎年度、前期と後期に1つずつ授業を公開してきました。毎学期、学部生に交じって通学し、熱心に勉学に励む市民受講生を見かけます。

☆編集コラム:講師派遣

 公開シンポジウム・市民公開講座・授業公開は、組織立った恒例行事ですが、それ以外にも経済学部・経済学研究科の教員は個別的・臨時的な「講師派遣」に対応しています。
 多いのは名古屋市立大学や経済学部への入学を考えている高校生向けの派遣であり、高校へ出向いて「模擬授業」することはしばしばです。また、バス等で本学を集団訪問された高校生やその保護者の皆様を迎え入れ、説明会で話すこともあります。進学を控え、進路を考えつつ真剣にメモを取る高校生を目の前にすると、こちらも身が引き締まる思いがします。
 他にも、例えば「教えて博士!なぜ?なに?ゼミナール」という事業があります。これは名古屋市教育委員会の「その道の達人派遣事業」の一つであり、名古屋市立小学校・中学校・特別支援学校・高等学校からの依頼を受けて出前講座に出向くものです。最近(令和元年(2019)度)では、本研究科の茨木智准教授が数学の知識を生かした思考実験やパズル問題、HP作成などについての講座を提供しました。

(藤田菜々子)

名古屋大学ホームぺージ「社会貢献」
http://www.nagoya-cu.ac.jp/science/contribution/event/

3. 産学連携―旅行商品開発プロジェクト

旅行商品開発プロジェクトの魅力

 平成26年度からJALおよび旅行会社(名鉄観光、JTB、H.I.S.)との産学連携事業として、学生参加型の旅行商品開発プロジェクトが遂行されています。はじめた当初は本学学生の参加は経済学部の3・4年生に限られており、ゼミの活動の一環としてなされることがほとんどでしたが、現在では、人文社会学部の学生や1、2年生も多数参加する一大イベントになりました。また令和元年度からは近隣の大学とのコンペ方式が採用されるなど、今後さらなる発展が期待されるプロジェクトになっております。
 このプロジェクトの最大の魅力は、学生が企画立案した旅行商品が商品化されることです。実際、これまで北海道、沖縄といった国内の人気観光地向けの旅行商品が多数販売されてきました。このような実社会と直結したプロジェクトに参加した学生は、JALや各旅行会社で商品開発などの業務に携わってきた社員の方々から助言や指導を受けつつ、大学の講義や演習で学んだことを生かしてデータを収集、分析し、それにもとづいてプレゼンテーションをおこなうなかで大きく成長し、実社会で役にたつ幅広い技能や知識を得ることができたように思います。
 この旅行商品開発プロジェクトの他にも、経済学部では、さまざまな学生参加型の産学連携の取り組みがおこなわれていますが、今後もさらにそうした取り組みを増やし、より多くの学生に実社会との接点がある学びの機会を増やすことができればと考えています。

年度 目的地 旅行会社 商品化  
H26 道東 名鉄観光  
H27 沖縄 名鉄観光 人文社会学部参加
H28 北海道 名鉄観光  
H29 北海道 名鉄観光  
R1 北海道・沖縄 JTB 大学対抗コンペ
R2 ハワイ H.S.I  
※航空会社はいずれの年度もJAL。

(旅行商品開発プロジェクト委員長:出口将人)


4. 株式会社ヴィ・ド・フランスとの産学連携

 名古屋市立大学経済学部マネジメントシステム学科の下野由貴ゼミと山本奈央ゼミは、名古屋市交通局の協力の下、平成26年(2014)度に「名古屋市営地下鉄上前津駅ナカ魅力創造プロジェクト」に参加し、駅ナカスペースを活用のためのアイデアを提案しました。そのアイデアを実現するための事業者として、株式会社ヴィ・ド・フランスが選ばれ、2018年5月には上前津駅構内に「ヴィドフランス上前津店」がオープンしました。本学では、同店を名古屋市立大学の情報発信スペースや、学生のアイデアに基づく新商品を定期的に発売する場として活用しています。
 平成30年(2018)10月、学生が考案した4種類の新商品(彩り梅じそチキンサンド、ぷにぷにレモン、まねきねこパン、まるでえびふりゃ~パン)が発売されました。これらの商品は、学生が大学で学んだ経営学やマーケティングの知識を援用し、ニーズ調査やターゲット設定、コンセプト開発、製品仕様をヴィ・ド・フランスに提案したものです。実際に商品化されるまでには、材料の見直しの提案、味や見た目の評価、ネーミングやPR案の立案など、学生と企業との間で持続的な連携が行われました。また、特に好評であった「彩り梅じそチキンサンド」については、全国のヴィ・ド・フランスの店舗で販売されることになりました。現在は、同社の定番商品として、常時店頭に並んでいます。
 さらに2020年1月には、新たに3種類の新商品が発売されました。今回は、“名古屋らしさ”をテーマとして、台湾まぜパン、あんドラケーキ、キウイサンド、の3種類を考案しました。そのうちの台湾まぜパンとあんドラケーキは、東海地方のヴィドフランスの25店舗で販売されました。
 本学部と株式会社ヴィ・ド・フランスは、新しい商品の開発やマーケティング手法の提案について、今後も継続的に連携していきます。

(ヴィ・ド・フランス開発プロジェクト委員長:下野由貴)

パン各種

パン各種

5. 昭和区区民まつりへの出展

 名古屋市立大学経済学部は、地域貢献の一環として、平成28年(2016)から昭和区区民まつりにブースを出展しています。経済学部での日々の学びを地域住民の方々に還元することを目的としています。
 初回のブース出展では、統計解析を学ぶ三澤ゼミが「みんなで考えよう 未来のナゴヤ」と題し、名古屋、愛知、中京圏に関わる公開諸データを元にした小・中学生向けクイズの屋台を出しました。最近(2019年度)では、経済学、経営学や会計学の知識を生かした企業分析を中心に活動している高橋ゼミが前年度に引き続いて担当し、「経済クイズ解いてみよう!~名市大生に挑戦だ~」という表題で、経済・社会に関する啓発クイズやゲームを実施しました。さらに、ゼミの研究内容をまとめたポスターを掲示し、地域住民の方々にゼミの研究成果を紹介しました。当日は500名を超えるブース来客者で、幅広い年齢層の方々に経済クイズにご参加いただき、大いに盛り上がりました。ブース来客者の中には(多くは保護者の方)、ゼミの研究内容を掲示したポスターに関心を寄せられる方々もおり、そのような方々へは研究目的、分析手法や研究結果などの説明を行いました。
 今後も経済学部で得られた知見を地域の方々と共有できるような取り組みを実施していきます。

(区民祭り実行委員:大神正道)

名古屋市立大学ホームぺージ「地域貢献パンフレット・WEB版地域事例集」
https://www.nagoya-cu.ac.jp/science/contribution/renkeijirei/
https://www.nagoya-cu.ac.jp/science/contribution/files/20200330/showakukuminmatsuri.pdf

6. 第70回市大祭

 名古屋市立大学開学70周年といっても、医学部・薬学部から遅れて参入した経済学部は57年目を迎えたところで、まだ70年の歴史はありません。しかし、経済学部生にとって、今年の「70」は市大祭の回数として身近に感じられるでしょう。開学年から開催されてきた市大祭は、近年では毎年11月中旬、銀杏など木々の紅葉が美しくなる頃に、滝子キャンパスを開催地としています。第70回市大祭実行委員長(経済学部3年生・駒瀬凌雅さん)にお話を聞きました(令和2年(2020)5月21日最終収録)。

 

経済学部3年生・駒瀬凌雅さん

経済学部3年生・駒瀬凌雅さん

――なぜ市大祭実行委員会に入ったのですか。

 高校時代に生徒会の副会長を務めた経験があり、様々なイベントを運営することが好きでした。名市大に入学した時、勉強はもちろん、大学では必ず部活かサークルに入り、大学生活を楽しみたいと思っていました。多くの人と協力し、市大祭という大きなイベントを創る活動内容に惹かれ、市大祭実行委員会に入りました。

――入ってみてどうでしたか。

 実は、新しい友だちができたことで、1年生の最初の頃はクラスでの活動に夢中になり、市大祭の活動にあまり参加しませんでした。しかし、1年生でも企画案を出すことができ、それに対して先輩が前向きなコメントやアドバイスをしたりする雰囲気が刺激的で、2年生になる頃には「市大祭をもっと内側から支えたい」と思いました。
 市大祭が主催する企画は2年生が主体となり運営します。企画のリーダーに立候補し、「室内企画チーフ」に選ばれました。

――その経験から学んだことは何ですか。

 想像していた以上の苦労がありました。チーフの仕事で忙しいのに平気な振りをして、脱出ゲームの担当リーダーになりましたが、失敗でした。1人ですべてをこなせなかったのです。皆で苦労を分かち合ってこそ、その過程も楽しめるのだと実感しました。
 そして、意見の対立はより良いものを創るうえで大切なことがわかりました。対立と言っても喧嘩とは違います。みんな市大祭をより良いものにしようと思っているからこそ、意見の違いが生まれるのです。

――第70回の記念の年ですが、新型コロナ感染症の問題が続いています。

 今年は例年通りの新歓を行うことはできませんでした。しかし新入生は楽しみにしていたはずなので、新歓や説明会をオンライン上で行いました。これも意見の対立から生まれたアイデアです。遠隔となると、できる内容も限られますが、イントロゲームや質問コーナーなどを企画しました。当日は50人を超える1年生が参加し、楽しかったと言ってもらいました。活動内容の紹介もして、録画しました。当日に参加できなかった人も後から見られるようにできたのはよかったと思っています。
 市大祭実行委員会は毎週火曜に集まって活動していましたが、いまは入構できないのでZoom会議をして準備をしています。これまでの連携大学のほか、新たな他大学の学祭実行委員会とも協議して、中止や延期、今後の対応や対策についても検討しています。

市大祭模様

市大祭模様

――開学70周年でもあります。

 名古屋市立大学と同じ長さの歴史があることになりますね。今年は開学70周年とも紐づけた企画を実施します。
 一つ目は、クロスキャンパス企画です。これは開学65周年をPRする目的で始まったもので、今年も実施します。4つのキャンパスで別々の日程で行われる本学の大学祭ですが、4つの大学祭すべてにクロスキャンパス企画ブースを出展し、スタンプラリーをします。また、4大学祭それぞれが違うキャンパスに出店する出張企画も予定しています。昨年は市大祭が塗り絵、薬学祭がバスボム作り、芸工祭がオリジナルノート作り、川澄祭が模擬病院を企画しました。今年も全学の一体感を出したいと思っています。
 二つ目は、同窓会とのコラボ企画です。同窓会と在学生が一緒に企画し、交流を図ります。卒業生も大学祭に来やすい雰囲気を作りたいです。市大祭では、昔の名市大に関するクイズを作成し、それを学内各所に設置することで卒業生に今の名市大を見ていただくラリー企画を実施する予定です。全ての問題を解いてブースに提出することで、記念品と交換します。

――市大祭はいつも学内の諸グループだけでなく、他大学グループや近隣地域のお店なども参画し、子ども向けの企画も用意されていて、多くの来客がありますね。

 10年前(第60回市大祭)の時は約60名で運営をしていましたが、今は2倍以上の人数で企画・運営をしています。運営人数が多くなることで市大祭の規模も大きくなりました。昨年は8千人を超える方に来場して頂きました。
 市大祭は毎年、大学周辺の商店街で行っているお祭り(桜山商店街で行っている桜山祭り、滝子商店街で行っている滝子祭り、年末に滝子商店街で開催している滝子歳末祭り)にボランティアとして参加し、準備や当日の運営を手伝っています。滝子歳末祭りでは餅つきなどもしています。商店街のお店の中には、市大祭へ出張して模擬店を出してくださっているお店や、協賛をしてくださるお店もあります。
 市大祭の活動で特に大切にしているのは、「人と人との繋がりを大切にすること」です。それは名古屋市立大学の内部に限られるものではありません。僕自身は、多くの人と接し、ときには厳しく意見を交わし、企画を進めるなかで、学ぶことが多くありました。この大学生活での貴重な経験を後輩にも残していきたいです。

市大祭模様

(インタビュアー:編纂委員・藤田菜々子)