学部・研究科・附属病院の歴史

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薬学部・薬学研究科

同窓会

支部紹介

関西支部

 関西支部は関西地区 大阪府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県に居住または勤務する名市大薬友会会員、並びに関西以西四国、中国、九州に居住または勤務し、関西支部への参加を希望する薬友会会員で組織されています。関西地区には700名以上の会員がいます。
 支部は、会員相互の親睦と連絡を密にし、学識の向上をはかり、薬学部の発展と社会文化に貢献することを目的としています。この目的に沿って、毎年7月の第一日曜日に支部総会・講演会・懇親会を開催しています。
 支部総会では会則の変更・改正、決算・予算の承認、支部役員の改選等を議決しています。講演会はアカデミックのことはもとより、時宜を得た話題性のある 講演を企画するようにしています。今まで、発がん、医薬分業、薬剤師の役割、改正薬事法、薬学6年制、食品の安全、再生医療、食品の品質保証等々に関する講演を多くの先生方にして頂いています。今年は、ジェネリック医薬品に関する講演を予定しています。懇親会は、毎年参加頂いています薬友会本部・薬学部の先生方を交えて、和気藹々とした雰囲気で、旧交のある方、初対面の方と楽しく語り合える場所となっています。卒業年度によってはこの会をミニ同窓会の場として活用されています。毎年、40名前後の会員が参加されています。以前は九州、現在も四国から毎年参加の会員もいます。また、平成・令和卒業のより多くの会員の方々に気軽に、奮って参加して頂けたらと思っています。


関西支部総会2019年7月7日開催


薬友会関西支部長
中村 耕治 (昭和49年卒)

関東支部

図1 名薬関東支部報 創刊号(昭和16年) 表紙
図1 名薬関東支部報 創刊号(昭和16年)表紙

図2 名古屋市立大学薬友会関東支部会報合本(約700ページ)
   (創刊号昭和16年―第31号平成30年)
   河村会長のお手製の合本 平成30年総会時 関東支部に寄贈
図2 名古屋市立大学薬友会関東支部会報合本
(約700ページ)
   (創刊号昭和16年―第31号平成30年)    
河村会長のお手製の合本 
平成30年総会時 関東支部に寄贈

 2020年に名古屋市立大学は開学70周年、その機会に開学70周年記念誌の発行おめでとうございます。今まで薬学部の卒業生としては名古屋薬学校の創立(1884年)から数えていました。2019年に創立135年であったことを記憶しています。
 2013年3月に名古屋市立大学交流会が発足し、学部などの垣根を越えて全学オール名市大の会員の交流を図る場へとの発展をまた、開学70周年記念事業が成功することを期待しております。
 関東支部の発足は本部名薬同窓会の1937年12月の発会より遅れること2年の1939年2月に支部の設置が承認されております。関西支部、静岡県支部に次いで承認され戦前は5つの支部で構成されていました。
 関東支部の会報は1941年6月25日に創刊号が発行されその当時の会報名は名薬関東支部報でありました。詳しい内容は関東支部会報30号(2017年5月28日発行)に山口さんがまた支部報第二号、支部会報第3号、第4号についても説明していただいております。創刊号からのすべての関東支部の会報は元支部長の伊藤利之さん(昭和33年卒)により本部に寄贈され、2019年に本部の河村典久会長により飛散しないように合本(総ページ約700)とされ薬友会会館に保管されております。
 会報にはいろいろなことが書き留めてあり会報6号(1993年)には日野恵司さん(昭和26年卒)が「全国区ではなかった名市大」との題目で寄稿されています。昭和26年に上京して大学の附属病院の研究生となった。今でいうMRが入れ代わり立ち代わりやってくる。出身校はどこですか。「めいやく」「おれもめいやくだよ」という。名古屋から東京に出てきた同級生は150人中2人だけであった。「うちの先輩は東京に多いぞ」と同級生に話すとここでの「めーやく」は明薬の事だぞ。東京でいう「めいやく」は母校の名薬ではなかったのです。関東では名市大といえば明大ですかと聞き返される。同じようなことは何も東京での話だけではなく地元の東海地区でもそれに近い。名市大といえば名大ですか聞き返される。
 次の開学100周年を見据え今から30年間、皆で力を合わせて、東海地域から世界をリードする大学を目指し、設置者である名古屋市からも尊敬され、学部などの垣根を越えて学生・先生・研究者・卒業生から優れた人材を多く輩出し先進的な研究成果を世界に発信して人類の健康福祉に寄与出来ことを願っています。

 

図1 名薬関東支部報 創刊号(昭和16年) 表紙
図1 名薬関東支部報 創刊号(昭和16年)表紙

図2 名古屋市立大学薬友会関東支部会報合本(約700ページ)
   (創刊号昭和16年―第31号平成30年)
   河村会長のお手製の合本 平成30年総会時 関東支部に寄贈
図2 名古屋市立大学薬友会関東支部会報合本
(約700ページ)
   (創刊号昭和16年―第31号平成30年)    
河村会長のお手製の合本 
平成30年総会時 関東支部に寄贈

薬友会関東支部長
栗木 武男 (昭和41年卒)

三重県支部

令和元年度総会のメンバー
令和元年度総会のメンバー

 三重県支部は、三重県内に在住または勤務している方を会員とする支部で、薬友会の支部の中で、唯一県単位の支部です。
 三重県支部が設立された頃は、三重県内には、薬学部がなかったため、薬学部を希望する方は、県外の大学に進学するしかありませんでした。そのため県内には多くの大学薬学部の同窓会がありますが、なかでも当学部出身者は、県薬剤師会長や病院の薬剤部長を務めるなど県内の薬学の中心的役割を果たしてきた支部です。
 主な活動としては、毎年6月に総会・講演会と懇親会を開催しております。総会では、本部から来賓をお迎えして母校の状況などをお聞きするとともに、薬学関係者をお招きして講演を行い、合わせて懇親会を開催し、会員の親睦を図っています。
 県内に在住または勤務しておられる方は、久しぶりに母校のお話を聞きに参加されませんか。なお、初めてご参加いただく方については、懇親会費は無料とさせていただいております。
皆さんの参加をお待ちしております。


令和元年度総会のメンバー
令和元年度総会のメンバー

薬友会三重県支部長
泉 幸宏 (昭和55年卒)

台湾支部

台湾支部会のメンバー
中央が呉申州先生です。後ろに見えるのは、
先生の娘さんで日本語が上手で
今回大変お世話になりました。

 名古屋市立大学薬学部の前身校である名古屋薬学専門学校時代には、台湾からの留学生が多くいました。その卒業生の皆様が50余年経った1996年(平成8年)9月28日に台湾支部を結成されました。この設立時には、戦後卒業した3名を含む44名が会員となり、呉春江氏(昭和16年卒)が初代支部長に就任されました。台湾支部は設立後、呉申州氏(昭和17年卒)が事務局を勤められ、長く支部活動を支えてみえました。この働きにより、呉申州氏は薬友会功績会員となっております。
 2017年(平成29年)6月の上旬に,台湾の呉申州氏より私(白井)に、「台湾に是非来て下さい」というメールとお電話をいただきました。突然のご招待で,驚きました。最初は,ご辞退したのですが,熱心なご招待でしたので,河村典久薬友会会長をお誘いし,7月の末に台湾を訪問いたしました
 私が呉申州氏とお会いするのは2回目でした。最初にお会いしたのは,水野民也元薬友会会長のご葬儀の場でした(呉申州氏と水野元会長は名古屋薬学専門学校昭和17年9月卒業の同級生でした)。私が薬友会庶務理事を務めていた時に台湾支部との連絡事務を行っていたことがご縁で,毎年お手紙をやりとりするようになっておりました。台湾訪問時、呉氏は96歳とご高齢な大先輩でした(最近、お手紙が頂けなく、心配しております)。普通なら、台湾在住の大先輩と親しく交流することは無いと思います。大変ありがたいご縁と思っております。台湾から帰国の際に,呉申州氏の卒業アルバム(昭和17年)が河村会長に託されました。これは,薬学部の歴史を示すのみならず、戦前の薬学教育がわかる大変貴重な資料となると思います。後日,薬友会舘2階の展示コーナーに収納される予定です。
 台湾支部の皆様はご高齢な方が多く、残念ながら多くの方が鬼籍に入られました。台湾支部の運営は,呉申州氏から陳英俊博士に引き継がれました。台湾訪問時には、陳博士ともお会いすることができました。陳博士は,名市大薬学研究科修士課程(昭和47年入学)に留学され,薬化学教室で天然物化学を研究されました。陳博士は,名市大で修士号を取得された後,大阪大学で博士の学位を取得されました。帰国後は,高雄医学院で薬理学科の教授を務めて見えましたが,今は引退されて悠々自適にお暮らしです。
 最近、台湾からの留学生の話は聞きませんが、台湾の皆様との絆をこれからも大切にしたいものです。

 

台湾支部会のメンバー
中央が呉申州先生です。後ろに見えるのは、
先生の娘さんで日本語が上手で
今回大変お世話になりました。

白井 直洋 (昭和48年卒)